忘れ物を見つけた ~YC~ ページ23
・
立ち止まって、戻って。
角を曲がると空色の綺麗な壁。
電気はまだついてる。
今日は傘も持ってないし
俺が返すのもおかしいから、何もしないけど。
中の様子は大きな窓からは見えない。
カーテンが閉まってるから。
美容室は遅くまでやってるんだね。
人の気配は感じるけれど
もちろん、覗くことも出来ない。
帰ろ……満月の綺麗な夜。
桜はもう、終わりだね。
・
店の電気が消えて、
ドアが開く音がして。
慌てて立ち去ろうと背を向ける。
｢………あ、あの！｣
立ち止まって、振り向く事が出来なくて。
｢もしかして、ネックレスの方ですか？｣
その声に、
この人がネックレスを拾った人だって思って。
俺は違うけど……伝えた方がいい、か。
YC｢………違います、けど｣
振り返ると、背の小さな女の人と、目が合った。
YC｢……………｣
｢…………｣
数秒、記憶を遡っても
間違うはずない。
俺が雪山で見つけたんだから。
YC『…………本当に？運命、だったりして』
｢…………え？｣
思わず、韓国語で変なこと言ったな。
YC｢………俺のこと、覚えてますか？｣
｢ちょっと、今びっくりしてます(笑)｣
YC｢………俺もです(笑)｣
｢心臓が………(笑)おばけでも見た時みたいに｣
YC｢見たことあるんすか？(笑)｣
｢ないですけど(笑) きっとこんな感じかなって｣
YC｢おばけじゃないですよ(笑)｣
｢………ユチョンさん、だ。本物ですか？｣
YC｢本物、だと思います(笑)｣
｢なんですか、それ(笑)｣
クシャッと笑うその顔、
実は、今まで忘れたことなんて無かったのかも？
二度と見つけられない、忘れ物だと思ってた。
だけど、
本当は……心の奥の方
また会いたい、なんて。
思っていたんじゃないかな……
おかしいけれど、
嬉しくなる自分に、気が付いて。
・
｢………なんで、ここに？｣
YC｢近くに、住んでて。｣
｢それ、すごい偶然……ですよね？｣
YC｢偶然、なのかな。｣
｢…………また、運命とか言うんですか？(笑)｣
YC｢そうとしか、思えなくないですか？(笑)｣
｢………どうでしょうか(笑)｣
だけど俺の運命じゃないかも。
YC｢ネックレスの人に教えて貰ったんです
ここのこと。｣
｢………やっぱり、そうでしたか？｣
・
ちょっとだけ、悔しい。
ラッキーアイテム
革ベルト
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yuyu(プロフ) - rikkoさん» こんばんは！ありがとうございます^^* パスワードは二章の最後の作者よりで公開しています！リニューアル中なので内容が繋がってないですが(；＿；)お問い合わせありがとうございます！ (2019年7月26日 0時) (
レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
rikko(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。もしよければパスワード教えてください。 (2019年7月24日 17時) (レス) id: 9830c04a60 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - しおりんさん» そうですね、ツクールを始めたきっかけの作品ですし、ユチョペンとしてもこれから新しい未来を信じて頑張る時ですし！^^* 優しいお言葉ありがとうございます！楽しんで貰える事が何より元気の源です！^^*しおりんさんもご自愛ください^^* (2018年11月16日 19時) (レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - 願かけだったんですね。本当に少しでもいい方向に進んでほしいですよね。ユチョンブログめっきり減ってしまったので更新嬉しいです。yuyuさんの生活に支障のないように更新お願いします。楽しみにしてます^ ^ (2018年11月7日 20時) (レス) id: 7ee1b7736a (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - さとみんさん» さとみんさん、ありがとうございます^^* お久しぶりですねっ！メッセージ送らせて頂きますのでご確認くださいね！ (2018年10月31日 9時) (レス) id: 9d76bf7c73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuyu
| 作者ホームページ：https://twitter.com/6y0u0y2u?s=09
作成日時：2011年7月5日 22時
