秋雨 ページ29
「ふふ、ユチョンにこんな可愛いお友達がいたなんて知らなかったわ。
ごめんね、邪魔しちゃって^^」
「あ、いえそんな････」
YC「もう帰るの？」
「うん、私も友達と来てるから。
ねぇユチョン、今度また私とも遊んでくれる？
会えなくなって寂しかったのよ？」
･
どき････
こういう風に
自信満々に言えるんだ･･･
ユチョン、
なんて答えるの？
縋るように見つめると
小さくフッて笑って
YC「寂しいなんて、初めて聞いたよ(笑)」
「ふふ、また連絡するね？」
･
それには答えなかったユチョン････
心がぐちゃぐちゃで。
もうパンケーキの味も忘れてしまって･･･
下を向いたら涙が零れそうだから、
精一杯笑って、麗奈さんに会釈した。
「あ･････雨」
麗奈さんの視線の先には大きな窓。
気が付くと薄雲が広がって
シトシトと降り出した秋雨･･･
「ふふふ(笑)
すごい、ユチョンに会ったら雨が降った。
これ、ふたりで使って？」
紺色のレースの折りたたみ傘を
テーブルに置いて歩き出す
YC「麗奈、いいよ！麗奈が濡れるだろ？」
振り返った麗奈さんは笑って
「友達と車だから平気よ？
前に言ったの覚えてる？
私が一緒にいたら、いつでも傘貸してあげるって。
雨が降ってよかった^^
その傘、返してもらうときにまた会えるでしょ？
またね？ユチョン。」
･
後ろ姿を見つめるユチョンの手には
紺色の折りたたみ傘。
傘を持ってないわたしには
到底、太刀打ち出来ない女の人････
もう、踏み込めない･････
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 403人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みな(プロフ) - はじめまして♪切ないッス(*ToT)涙がポロリと…。次章行きまーす!! (2014年11月17日 0時) (
レス) id: 84c27ece48 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - linaさん» たどり着いて頂いてありがとうございます！！(^-^) こんなお話に感情移入してくださったのですね(;_;)嬉しい！ ユチョンくんを素敵に伝えられていたら嬉しいなぁヽ(*´∀｀)ノ はい！２章もお楽しみくださいね♪ (2014年10月13日 21時) (レス) id: 908fad8d69 (このIDを非表示/違反報告)
lina(プロフ) - はじめまして。ネットでユチョンについて見てたら、たどりつきました！読んでいて…最後号泣しちゃいましましたぁぁ(TT)続きが気になります！2章に行ってきます！ (2014年10月13日 16時) (レス) id: 77c75a83d1 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - chikaさん» はじめまして(^-^)寝る前のお供に読んで下さっているなんて！ヽ(；▽；)ノありがとうございます！快眠できるような話にしていきますね(*^^*) ２章も始めました♪また読んでくれると嬉しいですヽ(；▽；)ノ (2014年10月7日 20時) (レス) id: 908fad8d69 (このIDを非表示/違反報告)
chika - はじめまして！お話とても面白くて、毎晩寝る前のお楽しみにしています(*^^*)２章、大歓迎です♪ (2014年10月7日 18時) (レス) id: 44d7a2fe78 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuyu
| 作者ホームページ：https://twitter.com/Yumicky0210?s=03
作成日時：2014年9月24日 17時
