【wrwrd】たった一つのフィクションを、【shp】 (ページ31)

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shp「明日、もう一回話そう。」

私はさぞポカーンとした阿呆っぽい顔をしているのだろう。

shp「今だけじゃ気持ちの整理なんてつかないと思うし、明日、俺も言いたいことまとめて言うから」

『は……はい!!!』

突き放されてしまうのだろうと思いながら聞いていた私は心底びっくりした。

それと同時に安堵した。

そして、私は唐突に無謀なことを思った。

明日に告白、してみよう。

もしかしたらもう軍に居られなくなるかもしれない、明日が確実にショッピさんと話せる最後の日かもしれない。

―明日、言いたいことだけ言おう。

私がそう考えていると不意に視界が霞んできた。

足の力が抜け、体が傾いていることに気付いたのはショッピさんの部屋のドアが歪んでいるように見えたからだ。

倒れる―!!!

shp「A!?」

私は薄れていく意識の中でショッピさんの声と抱きとめられている感覚を感じた。

このままでいいや―。

私は意識を手放す。