先輩、好きです。 (ページ6)

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5 石川side ページ6

石「告白はされるけど断ってます。w」

『なんで？』

石「…本気で好きになったことないんすよ。」

『そっか～。見つかるといいね。』

石「Aさんは……？」

『あ、私彼氏いるよ。w』

石「そうなんすか…。」

こんなかわいい先輩に彼氏がいないわけがない。

でもどこかで期待していた。

そのとき、Aさんの電話が鳴った。

俺はしばらく待った。

『ごめんね…待たせて。帰ってもよかったのに。』

悲しい声だった。

石「なんかあったんですか？」

『さっきの訂正。…私くりぼっち。』

石「Aさん…。」

別れを告げられたらしい。

こんなときでも笑ってごまかす彼女。

石「話、聞きますよ？」

『……大丈夫。私絶対あいつに後悔させるし！』

石「……先輩…。」

『あんなやつよりいい人と付き合うし。』

強がる彼女がかわいくて思わず笑ってしまった。

『さ、二次会行っちゃいますか～。』

石「まじすか。w」

『奢るからさ。w』

石「行きます行きます。w」

そのあと、Aさんはヤケ食いした。w