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SideA


「なんて?」


A「無理…………です……」


「なんでよ!!」


A「たっ、高木先輩に教えるなって言われたし、

そもそも個人情報は勝手に言っちゃいけないし」


「なんなのよ!私たちの方が

雄也に釣り合ってるって言ってんの!!」


A「そっ、そもそも!!

釣り合うかどうかは本人が決めることです。

私たちが好き勝手に決めちゃいけないと思います」


「っ、後輩が生意気なんだよ!!」


そう言って突き飛ばされて転んだ。


「おいっ!!」


聞き慣れたあの声が聞こえた。


A「たっ、かき……せん、ぱい……?」


高木先輩は今までに見たことが

無いほど怒っていた。


「ゆっ、雄也……」


「私たちは、ただ……」


雄也「ただなんだよ。

はっきり言って後輩にこんなことするやつ、

俺は嫌いだ」


高木先輩がそう言うと女の子たちは去って行った。


雄也「Aちゃん!大丈夫!?」


A「はい。大丈夫……です」


そう言って立ち上がった時にふっと目眩がした。


雄也「うおっ!」


高木先輩が受け止めてくれた。


雄也「一応、保健室に行こうか」


A「いえっ、大丈夫ですよ。

いつもの貧血と思うので」


元々、貧血気味でこの少し田舎の高校に進学した。


雄也「そんなこと言わずにさ」


そう言ってふわっと浮いた私の身体。

そして、背中と膝の下に手を入れられた。









そう。私は高木先輩にお姫様抱っこをされていた。


A「えっ!?は、恥ずかしいですよ//////」


雄也「いいからいいから」


と、涼しい顔で微笑む高木先輩。

その笑顔に私の鼓動は高鳴った。

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アイラブユー - 高木君イケメンだしカッコいいし彼氏にしてみたいなぁ〜溿 (2021年3月23日 16時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田瑠奈 | 作成日時:2018年2月11日 1時

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