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「初めまして、ひのしたAっていいます！」
日下Aと書かれた黒板の前で、その子は明るく言った。
舌ったらずだし見た目も幼いしで、とても小6には見えない。
じっと観察していると、その子と目があった。
そのままスルーされるかと思ったのに、その子は俺に笑顔を見せた。
その笑顔はひまわりみたいで、クラスの男子のほとんどがAを好きになっただろう。
…きっと、俺もその１人。
「じゃあ日下さんは…天海さんの後ろの席ね。天海さん、手を上げて。」
俺の近くじゃないのか…なんか、残念。
可愛いし、仲良くなろうと思ったんだけどな。
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作者名：リップがーる。 | 作成日時：2017年3月23日 0時
