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episode39 ページ40

夜天side







なんだか、Aが最近1人で出かけるようになった。




僕らがどこ行くの?って着いて行く、って言っても
大丈夫だよ、って言って行かせてくれないんだ。




何してるの?って聞いても、お散歩って言うんだよ。







夜天「怪しい…」



星野「どうした?怖い顔して」



大気「悩み事は今日の撮影に持ち込まないように」



星野「今日は外も暑いし、ミス無しで行こうぜ」



夜天「…Aだよ、絶対隠し事してる」



星野「あぁ!それは同感」



大気「何を聞いても答えてはくれませんし。話してくれるのを待つしかないでしょうね」






撮影するキャンブ場までの移動中


ぐっすり眠ってるAの横でそんな話をしていた。




警察署の署長がファージにされた時から変になった。




セーラームーンがファージを浄化して、Aがいるはずの車に戻ったらいつもだったら中で眠ってるAが
車の外で空を見上げてたんだ。



赤くなり始めた空をじーっと見ていた。




前みたいな不安げな目じゃなくて、なにか決心をしたような目。



何があったの?


僕たちに話せないこと?


話せないことってどんなこと?


話してよ、頼ってよ。






貴「ふぁ〜…もうついた?」



大気「ええ、ちょうど着きました。外は暑いので水をしっかり飲んでから行きましょうか」



貴「うん、ありがとう。大気くん」






大気から水の入ったコップを受け取って飲み干して

Aは大きく欠伸をした。






星野「A、日傘は絶対させよ?倒れられたら俺達も倒れそうになるからな」



貴「ふふっ分かったわ」



大気「それでは行きましょうか。バスからおりる時の段差が高いので私の手を持っていてください」



貴「ふふっありがとう」







大気に手を握られてバスから降りてくるAに星野が日傘を渡す。


Aは僕らにいってらっしゃい、と微笑んでくれた。





隠し事ばっかり…



力が戻らない理由も分かってるくせに…



どうすればいいのかだって分かってるんでしょ?



どうして話してくれないのッ…







貴「夜天くん」




夜天「なに?」




貴「私は大丈夫よ。お仕事頑張ってね」







僕の考えてることだって、分かってるんでしょ?



見透かして…そんなの…ずるいよ、A





でも…君は君なりの考えがあるんだもんね。


頑張って我慢する。







話してくれるよね



……A?

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星に丸猫(プロフ) - REIRAさん» そんなにお言葉を頂けて嬉しいです!クライマックスまでしっかり描かせていただきます!お力になれていたようであればそれは私にとっても幸せです!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります!! (8月7日 4時) (レス) id: e7dbc7b552 (このIDを非表示/違反報告)
星に丸猫(プロフ) - ここねさん» 一緒ですねうれしい!!よっし!頑張りますよ〜! (8月7日 4時) (レス) id: e7dbc7b552 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 娘と一緒に小説を拝読させていただきました。すごくドキドキそして、涙が娘も止まりませんでした。私事なのですが普段娘は、小説などを読んでも意思表示がなく途方に暮れてました。なので娘が泣いたり、ドキドキする小説に巡り合えてすごくうれしく思っております (8月4日 23時) (レス) @page3 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 私も、日常的に、小説を書くのですが、なかなかうまくいかないのとアンチが多く落ち込む時がありますが、作者様の小説を拝見させて頂き凄く元気を頂いております。 (8月4日 23時) (レス) id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 最後になりますが、お体には気を付け更新頑張って下さい。心から応援しております。こんなながながとした文章申し訳ありません。では失礼致します. (8月4日 23時) (レス) @page3 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星に丸猫 | 作者ホームページ:   
作成日時:2023年7月1日 5時

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