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episode37 ページ38

夢主side






声の聞こえた方へ向かうと、
そこにはスターシードを奪われた警察署長さんと


セーラームーン

そして、初めて見るセーラー戦士がいた。


恐らくセーラープルート、冥王星の戦士だわ…外部太陽系戦士。






私は戦いの様子をパトカーに隠れつつ、見ていた。






つんつん



貴「?…あなたは…」






後ろからつつかれて振り返ると、そこにはピンク色の髪をした小さな女の子が。






貴「ちびちび、ちゃん」



ちびちび「ちび?」







この子と目を合わせるとやっぱり感じる…不思議な感じ


あったかい…どこか懐かしい感じ…


知っているはずなの…この感覚を。






ちびちびちゃんは私を見て笑うとしゃがむ私のおでこに手をかざした。







途端、私の中に何かが流れ込んできた。






貴「!!!」






体が宙に浮いたような浮遊感に身を任せ、目を閉じた。




まぶたの裏に見える綺麗な花畑




その花畑の真ん中に立つ私と同じ金色の髪をした綺麗な女性





ああ…間違いない…。




ここは私たちの大好きなお花畑。





いつも2人でここで他愛ないことで笑いあって





銀河の未来を語り合っていた。






貴「ギャラクシア姉様…」






どうしてこんなことになってしまったの…?





どうしてお姉様が苦しまなくてはならないの…?





私は何も出来なかった…





闇に飲み込まれている姉様を助けられなかった…






貴「ごめんなさい…姉様…」






1番対等な存在なのに。




同じ力を持っている、唯一の家族なのに。




情けない。







私は姉様に手を伸ばした





どれだけ伸ばしても届かない…





私は償いたい…謝りたい





銀河最強の戦士の1人として、姉様を守れなかった自分が許せない。






「ちび?」



貴「……」






懐かしい景色と懐かしい感覚



目をゆっくり開くと、ちびちびちゃんは無邪気に笑った。







貴「あなたは…あなたが…ッ」



ちびちび「だーじょーぶだーじょーぶ」






温かくも小さな手に頭を撫でられ

私は涙を流した。






貴「…ありがとう、ちびちびちゃん」



ちびちび「(ニコッ」



貴「こんなに早く出会えるなんて思ってなかったわ。
…よかった…ありがとうッ…ありがとう…(涙」







この子が……私の探していた…“希望の光”







あの日、姉様が宇宙へ逃がした




銀河最強のスターシード






必ず助けるから。待っていて

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星に丸猫(プロフ) - REIRAさん» そんなにお言葉を頂けて嬉しいです!クライマックスまでしっかり描かせていただきます!お力になれていたようであればそれは私にとっても幸せです!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります!! (8月7日 4時) (レス) id: e7dbc7b552 (このIDを非表示/違反報告)
星に丸猫(プロフ) - ここねさん» 一緒ですねうれしい!!よっし!頑張りますよ〜! (8月7日 4時) (レス) id: e7dbc7b552 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 娘と一緒に小説を拝読させていただきました。すごくドキドキそして、涙が娘も止まりませんでした。私事なのですが普段娘は、小説などを読んでも意思表示がなく途方に暮れてました。なので娘が泣いたり、ドキドキする小説に巡り合えてすごくうれしく思っております (8月4日 23時) (レス) @page3 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 私も、日常的に、小説を書くのですが、なかなかうまくいかないのとアンチが多く落ち込む時がありますが、作者様の小説を拝見させて頂き凄く元気を頂いております。 (8月4日 23時) (レス) id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 最後になりますが、お体には気を付け更新頑張って下さい。心から応援しております。こんなながながとした文章申し訳ありません。では失礼致します. (8月4日 23時) (レス) @page3 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星に丸猫 | 作者ホームページ:   
作成日時:2023年7月1日 5時

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