episode25 ページ26
大気side
コツッコツッコツッコツッ…
放課後、借りた本を返しに1人図書室へ向かおうと
校舎を繋ぐ外の渡り廊下を歩いていると
なにやら後ろをつけてくる足音に、私は足を止めた。
大気「何か?」
愛野「大気さん、明日は久しぶりのオフだそうですね」
大気「!…なぜそれを」
愛野「愛野美奈子の情報網を見くびらないでください」
明日は無理をいって開けてもらった久しぶりの、オフ
これを知っているのは私たち3人と、Aだけ…
となると…情報の提供は自然とAということになる。
大方、あの女子たちと遊ぶために空いてる日を聞かれ
普通に答えてしまったんでしょう。
Aはだいぶこの、生活に慣れましたが
何故、素直なのでなんでも正直に答えすぎてしまうのです。
愛野「たまの休日には…」
「「映画など」」
大気「行かずに、ゆっくり作詞をすることにしてるんです」
愛野「作詞!?いいですね!お手伝いしましょう!」
大気「1人で!することにしてるんです…静かに」
愛野「あぁ;なるほど…」
月野「健気だねぇ…」
木野「Aちゃんよりスリーライツかい;」
貴「美奈子ちゃんは積極的ね、ふふっ」
その少し後ろからヒソヒソと、話す3人の姿
そのうちの1人にはAがいる。
一緒になって何をしているんだか…
大気「A、隠れてないで出てきてください」
貴「あら、バレてたの?」
ひょこっと顔をのぞかせて、「見つかっちゃったわ」と無邪気に笑顔を見せるA
明日のオフはあなたとも一緒に過ごすために取ったのです。
仕事ばかりでゆっくり居ることがなかったですからね
大気「明日はこの子との予定もあるので、お誘いは断らせて頂きますね」
月野「えぇ?!また?!」
大気「では、そういうことですので」
貴「私、予定あったんだ」
大気「行きますよA」
貴「あ、うん。またね!みんな!また来週学校で会いましょ」
愛野「ちょ、ちょっと……」
木野「やっぱりAちゃんとは遊ばせてくれないみたいだなぁ^^;」
月野「しかも美奈子ちゃんの誘いよりやっぱりAちゃんが、勝つのね」
愛野「チッ……」
木野「美奈子ちゃん、ボロ負けだったね;その映画良かったら一緒に行ってあげるよ?」
愛野「…大気さんがダメなら、夜天くんがいるもん♡」
176人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
星に丸猫(プロフ) - REIRAさん» そんなにお言葉を頂けて嬉しいです!クライマックスまでしっかり描かせていただきます!お力になれていたようであればそれは私にとっても幸せです!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります!! (8月7日 4時) (レス) id: e7dbc7b552 (このIDを非表示/違反報告)
星に丸猫(プロフ) - ここねさん» 一緒ですねうれしい!!よっし!頑張りますよ〜! (8月7日 4時) (レス) id: e7dbc7b552 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 娘と一緒に小説を拝読させていただきました。すごくドキドキそして、涙が娘も止まりませんでした。私事なのですが普段娘は、小説などを読んでも意思表示がなく途方に暮れてました。なので娘が泣いたり、ドキドキする小説に巡り合えてすごくうれしく思っております (8月4日 23時) (レス) @page3 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 私も、日常的に、小説を書くのですが、なかなかうまくいかないのとアンチが多く落ち込む時がありますが、作者様の小説を拝見させて頂き凄く元気を頂いております。 (8月4日 23時) (レス) id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 最後になりますが、お体には気を付け更新頑張って下さい。心から応援しております。こんなながながとした文章申し訳ありません。では失礼致します. (8月4日 23時) (レス) @page3 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星に丸猫 | 作者ホームページ:
作成日時:2023年7月1日 5時