【美少女戦士セーラームーン】銀河を愛する黄金の戦士【スターズ】

episode17 ページ18

夢主side






今日はスターライツ…いや、スリーライツのコンサートの日

今回は有名な音楽家さんとジョイントしてるんだって。





初めて目の前で聞く3人の歌




私は少しワクワクしていた。







大気「今日はよくニヤニヤしてますね。A」



貴「大気くん、だってみんなのコンサート初めてなんですもん。楽しみで仕方ないの」



夜天「今日はジョイントコンサートだから、いつものコンサートとはちょっと違うんだけどね」



星野「国際音楽祭…その一部で俺たちは海王みちるって人とジョイントする。
歌っていうより音楽ってことだな」



貴「海王みちる…みんなは会ったことあるの？」



大気「いいえ。全く面識はありませんよ」



星野「一体どんなやつなんだろうな」



夜天「なんかやだなぁ…知らない人とジョイントなんて」






3人は少し緊張しているみたいで顔が強ばっていた。


アイドルという仕事にかける想い…


自分たちの音楽でプリンセスを見つけ出そう、という強い意志。





貴「大丈夫、いつも通りでいいのよ。
あなたたちの音楽を奏でていればいい、やることはそれだけでしょ」





あなたたちの強い想いを乗せた音楽は
必ず届いているって気がするもん。






星野「ﾌｯ…そうだな。よし行こう、時間だ」



大気「客席で聴いていてくださいね、A」



夜天「行ってきます」



貴「いってらっしゃい」






楽屋を出ていく3人を、見送って私は客席へ向かうため楽屋を後にした。



私に力があれば…みんなのプリンセスを見つけることなんて簡単なのに

今の私は無力…。




今の私は一日の半分以上を睡眠に使う、か弱い子供


地球人の体にまだなれていないせいか、なかなか思うような生活ができない。

力も戻っていく気配はないし…



もう3人に頼るしかない…



3人には力の解決は時が解決する、とか言っちゃったけど
……そう簡単に戻るものじゃない。


私は“希望の戦士”…人々のあたたかい心からのエナジーで永遠の命を持っていた…

それが1度、全ての力を失い、生まれ変わっている。


以前のようになるためには…この地球人の身体で多くの希望のエナジーを吸収しなきゃいけない…






貴「セーラームーン…この太陽系のプリンセス…」






彼女と共闘できれば…きっと。

道が近くなるはず。




でも、プリンセス一筋のスターライツは嫌がるのかも…






貴「……んー」





「あら？迷子かしら？」

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