検索窓
今日:76 hit、昨日:23 hit、合計:41,680 hit

episode10 ページ11

夢主side







「…A、朝ですよ。起きてください」





ユサユサと体が揺すられて、私はゆっくりと目を開けた。






大気「おはようございます、ゆっくり眠れたようですね」



貴「…メイカーぁ…」



大気「フフッ…今は大気光ですよ、A」






あったかいメイカーの手が私の頬を撫でる。


久しぶりの温もりに私はその手をギュッと掴んで自分の頬に擦り寄せた。



昨日私…ヒーラーの隣で寝てた気がしたけど

気づいたら横になってふかふかのあたたかいものがかけられてて

目の前にメイカーがいて…。




こんなにゆっくり眠ったいつぶりだろう…。





ずっと色んな銀河をいったいきたり…

あの人を止めたくて追いかけてた。






貴「(こんなことしてちゃダメなはずなのに…体が重い…)」



大気「朝ごはん、出来てますよ。食べますか?」



貴「あさ、ごはん?」



大気「さあ、起きますよ。学校に遅れてしまいますからね」



貴「んー…」





大気くんを見ようと目を開けようとするも、瞼が自然と落ちてしまう。


そんな私を見た大気くんは「やれやれ」と笑って私を抱き上げてくれた。



大気くんの腕の中あったかくて、余計に瞼が開かない







星野「お、起きたなA。……なんでまた大気が抱いてんだよ?!夜天がみたらまたアイツ怒るぞ笑」



大気「Aがなかなか起きようとしないので仕方なく」



星野「よく寝れたか?……って起きてねえじゃん!」



大気「よほど疲れていたんですね」



星野「寝てる顔はほんと天使みたいだな」



貴「…ん」






今度はファイター…星野くんの手が私の頬に触れた。


あったかいぃ……

あの人のようなあったかさに、また余計に夢の世界に誘われていく。






星野「やば、起きたと思ったらまた寝そうじゃねえか。おーい、起きろー」



大気「せめて朝食くらい食べさせましょう」



星野「だな。Aー、おーい(ムニッ」



貴「…んー…」



大気「星野、そんなに強く引っ張ったら痛いでしょう?」



星野「そんな強くやってねえよ?!」



大気「とりあえず、ソファに座らせます。朝食の用意をしてきますのでAを見ていてください」



星野「おう」






大気くんの温もりが離れて今度は隣に座った星野くんの肩に顔を埋めた


目が開かないし、体も重い…






星野「A、大気が朝飯作ったんだ。食うだろ?」



貴「んー……なにそれ」



星野「……え?」

episode11→←episode9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

星に丸猫(プロフ) - REIRAさん» そんなにお言葉を頂けて嬉しいです!クライマックスまでしっかり描かせていただきます!お力になれていたようであればそれは私にとっても幸せです!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります!! (8月7日 4時) (レス) id: e7dbc7b552 (このIDを非表示/違反報告)
星に丸猫(プロフ) - ここねさん» 一緒ですねうれしい!!よっし!頑張りますよ〜! (8月7日 4時) (レス) id: e7dbc7b552 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 娘と一緒に小説を拝読させていただきました。すごくドキドキそして、涙が娘も止まりませんでした。私事なのですが普段娘は、小説などを読んでも意思表示がなく途方に暮れてました。なので娘が泣いたり、ドキドキする小説に巡り合えてすごくうれしく思っております (8月4日 23時) (レス) @page3 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 私も、日常的に、小説を書くのですが、なかなかうまくいかないのとアンチが多く落ち込む時がありますが、作者様の小説を拝見させて頂き凄く元気を頂いております。 (8月4日 23時) (レス) id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)
REIRA(プロフ) - 最後になりますが、お体には気を付け更新頑張って下さい。心から応援しております。こんなながながとした文章申し訳ありません。では失礼致します. (8月4日 23時) (レス) @page3 id: 042df472d9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星に丸猫 | 作者ホームページ:   
作成日時:2023年7月1日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。