届かない恋心２

love47** --side勇太-- ページ4

、





、









今日は(人1)とは一緒に登校しなかった。




(人1)に知られたくない用事があるから。





、









教室に入ると女が一人。









？「待ってたよ｡｣









同じクラスの、(人4) (人5)。









勇太「メールでも言ったけど…




(人5)「直接聞きたいなー｡｣




勇太「………(人4)のこと好きだから


付き合って｡｣




(人5)「(人5)も、大好きだよ｡


これから よろしくね｡｣




勇太「うん｡｣




(人5)「てゆうか、(人5)って呼んでよ 勇太｡｣




勇太「(人4)じゃ駄目？｣




(人5)「だって(人5)達、付き合ってるんだよ？｣




勇太「…(人5)｡｣




(人5)「ありがとう 勇太｡｣




勇太「俺のことは神宮寺でいい｡｣




(人5)「なんで!? 私は嫌!!｣




勇太「だって、勇太って呼ぶのは…｣




(人5)「ん？ 何？｣




勇太「いや、なんでもない｡｣









勇太って呼ぶのは、(人1)だけなんだ。




言いかけてやめた。




もう(人1)は関係ない。





、









付き合ってるって言葉が、妙に耳に残ってる。




俺が付き合いたいのは (人1)だけだった。




(人4)と付き合ったのは




少しでも(人1)のことを忘れたいから。









少しずつでもいいから




(人1)を好きな気持ちを忘れて




別の女と幸せになる。









ごめん、(人4)。




今は お前は身代わりでしかない。




でも必ず 好きになってみせるから。




必ず…。









、









本当は最初から分かってた。









別の女と幸せになることなんか









俺には無理だって…。





、





、





、

love48**→←love46**

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す