届かない恋心２

love64** ページ22

、





、









長かった夏休みも、もうすぐ終わろうとしている。




明日は優太くんが帰って来る日だ。




帰国したら会おうって決めてるけど




その前に(人3)との遊びの約束がある。




よく当たる、恋占い師がいるらしいから




二人で占ってもらう。





、









(人3)「最初はこっちの子を！｣









そう言って私の背中を押した。




まぁ別にいいけど、私もう彼氏いるし…。









(人1)「よろしくお願いします｡｣




「これは難しい…｡｣




(人1)「え？｣




「お姉さんの恋は 報われないものと見える｡｣




(人1)「…｣




「兄弟はいらっしゃいますか？｣




(人1)「…！｣




「もしかして…




(人1)「もういいですっ!!｣




(人3)「(人1)？ どうしたの!?｣




(人1)「私、彼氏いるからさ…


やっぱ こういうのって聞かない方がいいな って思って｡｣




(人3)「そうだよね。 (人1)には優太がいるもんねー！｣




(人1)「だから 好きじゃないってば!!｣




(人3)「え、何…｡｣




(人1)「あっ… ごめん。


優太くんだよね。 勇太のこと言ってんのかと思って…｡｣




(人3)「いやいや、さすがにそれはないっしょ(笑)｣









「次のお嬢さん どうぞー｡｣




(人3)「あ、はーい｡｣





、









あの占い師 なんなの。




私が好きなのは優太くんなの。




もう付き合ってんの。




結ばれてんの。




報われないって何。









私が好きなのは 優太くんだけ。





、





、





、

love65**→←love63** --side勇太--

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す