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…… さいあく。
『 Aちゃんのこと、迷惑とかいつゆうた?』
先輩のことで泣いてる、なんて言ってないのに。
すべてをわかったように、
すべてを知っているように話す先輩は
とってもずるい確信犯。
「… だって、先輩が髪色変えないの、私のせいだって、ゆう、から。」
涙をこらえながら話すことなんて
わたしにはできない。
『 あー、たしかに。俺が髪色変えへんのはAちゃんのせいやわ。』
「 …だったら、変えてください。もうつきまとったりしません、先輩のこと見つけても全力疾走なんてしないんで、安心して、ください。」
『 ふはっ。Aちゃん、なんで俺が髪色変えへんか知ってる?』
『 Aちゃんさ、俺のこときんぱつ先輩って呼ぶやん? もし俺が金髪やめたらもう俺のこと見つけて走ってきてくれへんのちゃうかなあ、って。』
なにいってんだ、このひと。
『 やって、Aちゃん、俺の髪色しかいっつもほめへんやん。』
『 俺、Aちゃん、好きやもん。』
「…… え、ええええ!?」
なにさらっと好きとか言っちゃってんの。
『 そりゃあ、好きな子にほめられるんやから、この髪色変えれるわけないやろ?』
「 きんぱつ先輩?… わたし、別に金髪が好きなわけじゃないです。」
「 きんぱつ先輩の、金髪が好きなんです。」
『 ふはっ、嬉しいこと言うてくれるやん?』
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小さいけど、
私なんかよりはすっごく大きくて。
包むように私を抱きしめる先輩は、
やっぱり、ずるい確信犯。
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『 つぎ、何色にしたらええと思う?』
「 んー、あかいろ先輩!!!」
『 ふはっ、赤はごめんやわ。』
fin.
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y(プロフ) - *beNny*さん» ありがとうございます( i _ i )いつもbeNnyさんの妄想にもきゅんきゅんさせていただいております!たくさん更新していけるよう頑張りますので見守っていただけるとありがたいです!(笑) (2015年2月27日 14時) (レス) id: 1648aca08f (このIDを非表示/違反報告)
*beNny*(プロフ) - 凄くキュンキュンしました!更新待ってます♪ (2015年2月26日 18時) (レス) id: eb2c04f213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rin | 作成日時:2015年2月23日 22時