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あいつが東京に来た時に
はじめて案内した場所。
いつか言ってた
「悩んだときはね、あのカフェ行くんだ〜」
店に着くと窓際に座る姿が見えて、
目が合った。
驚いてるAをよそに
『 おい、なにしてんねん。』
いつもより低めの声でつぶやく。
『 なに?俺なんかした?』
「 章大は悪くないよ、
…でもごめん、もう別れよう。」
さっきからまったく俺の顔をみいひん。
『 なんなん?俺のこと嫌いになったん』
「…わかんない。
でもごめんね、章大への気持ち
わかんなくなっちゃった。」
昔っからそうや、
Aのことなんてなんでもわかる。
『 嘘ついてるやろ、
その言葉、ほんまなんやったら顔みせろや。
お前の癖は昔から変わらんなあ、、
嘘つくときいっつも下向くねん。
お前は気づいてないかもしらんけど。』
そしたら驚いた顔して顔をあげる。
ああ、この顔。
何年も見てきた嘘つきの顔。
『 俺、Aのこと
何年見てきたと思ってんの?』
その言葉を聞いた瞬間に
泣き出した。
これもお前の癖。
嘘ついたあと絶対泣くねん。
『 報道のこと気にしてんねやろ。
こんだけ一緒におったら
なんも言わんでもお前なら
わかってくれるやろって
勝手に思ってた、ごめん。
俺が好きなんは、ずっとお前だけや。
ずっと A だけ。』
ほら、泣き止もうとするこの笑顔。
このぐっちゃぐちゃな顔
これだって今まで
何回何十回も見てきた。
「…嘘ついて、ごめんね。
私だってずっと好き、
章大しか好きじゃない。
章大への気持ちわかんないなんて、嘘。
離れていくのが怖かった、ごめんね。」
最近この関係に、この距離に甘えとった。
ちゃんと言ってなかったなあ、
ーーー 好きや
そんなこと改まってなんて
照れくさい、心の中だけでささやいて
Aの頭を優しくなでる。
『 わかったら、ええねん。』
「…ほんとばーかっ!」
ほら、またお前の癖や。
『 俺がばかなら、
こんな俺を選んだお前もばかや!』
そう言うたら、
俺の大好きな笑顔で笑うから
ーーー ずっとその笑顔見せてなあ
fin.
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評価していただけたらありがたいです。
またリクエスト受け付けております。
安田くんのみにはなりますが
ぜひみなさんのご意見お聞かせください
まだまだ至らないところは
たくさんありますが
見守っていただけると幸いです。
今後もよろしくお願いいたします。
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y(プロフ) - *beNny*さん» ありがとうございます( i _ i )いつもbeNnyさんの妄想にもきゅんきゅんさせていただいております!たくさん更新していけるよう頑張りますので見守っていただけるとありがたいです!(笑) (2015年2月27日 14時) (レス) id: 1648aca08f (このIDを非表示/違反報告)
*beNny*(プロフ) - 凄くキュンキュンしました!更新待ってます♪ (2015年2月26日 18時) (レス) id: eb2c04f213 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rin | 作成日時:2015年2月23日 22時