come home .50 ページ5
Aside.
さらに明るくなった健人くんと一緒に
食堂にお昼ご飯を食べに行った。
ガツガツとお昼ご飯をたくさん食べる私に
いつものごとく若干引いている食堂のおばさん。
健人 「よく食べるんだね…」
健人くんまでもが、驚いていた。
A 「これは一種の特技かな？」
私がそう笑いかけると、
彼のスパゲティを巻く手が止まり、
私のことをじっと見つめた。
A 「なに？」
少し恥ずかしくなりながら、
私は目の前のオムライスを口に運ぶ。
健人 「本当に体調不良じゃなかったんだね。」
怒ったように睨む彼。
そうだった
佐藤くんと変な約束しちゃって、
嘘ついていたんだった…！
A 「ごめんね。」
私が手を合わせて謝ると、彼がくすりと笑う。
健人 「じゃあ許す、今回だけだよ。」
ふわっと笑う彼は、いつもと違う。
私服だから？ …ううん、そんな理由じゃない。
健人 「だから、もう俺に嘘はつかないで。」
優しい優しい表情だった。
うん、と私は頷いて
最後のオムライスを口へ。
食堂のおばさんにお礼を言って、
また部屋に戻ろうと立ち上がった時、
おばさん 「今日はいつもの男の子じゃないのね。」
私たちのお皿を片付けながらおばさんが言った。
健人 「はじめまして。美味しかったです。」
健人くんが微笑んで、
おばさんは「まぁ♡」と声を漏らす。
健人くんとおばさんの間に爽やかな風が吹いたような気がして、
私は健人くんの背中を押す。
佐藤くんみたいにおばさんと2人だけの世界に入られるのは嫌だ。
おばさん 「男友達もいいけど、あんまり仲良くしたら彼氏くんが怒るわよ。」
おばさんの余計なひとことで
柔らかかった雰囲気が変わる。
健人 「へ？…彼氏？」
A 「おばさんっ!」
おばさん 「あら、知らないの？あなたみたいなかっこいい子と付き合ってるのよ。」
それを聞いた健人くんが私の方をチラリと見る。
首を振った私を見て、にこりと笑う。
ぐい。
いつのまにか手を握られる。
A 「へ？」
健人 「おばさん。この子もう彼氏と別れたんです。」
おばさん 「え、あらま本当？」
健人くんが訂正してくれてる！
そう嬉しくなったのもつかの間…
健人 「今は俺が彼氏です。」
爽やかな彼から飛び出したのは
佐藤くんに劣らない、たちの悪い冗談でした。
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@佐藤勝利@ - 俺こんなに人気なんだね〜♪ 作者さん俺を恋愛小説に使ってくれてありがとう。俺これからもこの話の続き見たいので更新よろしくお願いします！ By勝利 (2020年12月9日 16時) (
レス) id: 78446ad809 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続き気になります(*≧д≦)お忙しいと思いますが完結まで執筆して頂けると嬉しいです！楽しみにしています(o^^o) (2019年7月16日 19時) (レス) id: 84713c49a9 (このIDを非表示/違反報告)
ケンティーガール - 更新もうやらないですか？ 続きみたいです！ (2019年4月7日 11時) (レス) id: fc8b5bc6cc (このIDを非表示/違反報告)
茉冬(プロフ) - 更新してほしいです！ (2019年4月1日 8時) (レス) id: 816271b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 更新して欲しいな！ (2019年3月23日 9時) (レス) id: 40cf893d3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：solar
| 作成日時：2014年3月24日 23時
