the true form .72 ページ27
勝利side.
A 「結局、永瀬くんは何しに来たんだろうね」
食堂で夕ご飯を食べ過ぎたのか、
君が少し苦しそうに声を出す。
不意にお腹に手を当てた君が、
小さな声で「やばい」とつぶやいた。
勝利 「今頃気づいたって遅い」
俺がそう言えば、
君は一瞬睨んで見せるけど、
もう俺の悪口になんてなれた様子で前を歩く。
・
君は最初会った時より、明るくなった。
よく笑うようになった。
それが俺のおかげなのか…
あの優しい健人くんのおかげなのか…
少し考えてみたけど、
きっと後者だろうと考えるのをやめる。
勝利 「俺の忘れ物届けに来てた」
部屋のドアを開けた君にそう言えば、
A 「え！仲良いの？」
振り返った君の少し嬉しそうな顔にムッとする。
勝利 「別に、この前の集まりの時に少し話したくらい」
青蘭と俺たちの通う高校は、
距離は離れているものの、頭のレベルが近いことから、少しだけ交流がある。
この前は生徒会長の俺と永瀬が集まって、
よく聞いてなかったけど、青蘭で学習内容について大人の話を聞かさせたくらい。
A 「その集まり私も行きたかった！」
部屋に入った君がずるいと俺に言う。
さっきから何なのその態度…
A 「もしかしたらあの人に会えたかもしれないし…」
君が不意にそんなこと言ってみせるから
勝利 「…いや、青蘭にはいないから」
思わず心の声が漏れる。
A 「何か言った？」
よく聞こえなかったのか君が不思議そうな顔をして聞き返してくる。
勝利 「べ、べつにっ…」
言い訳しようと口を開けば、君の携帯が鳴って、
「メールだ」と言った君がポケットから携帯を取り出す。
あれ？君にメールする相手なんて…いたっけ？
と考えれば、心当たる人がすぐ思い浮かぶ。
勝利 「健人から？」
君の携帯を覗き込むように見れば、
君が違うよと首を振る。
安心したのも束の間…
A 「永瀬くんだよ」
にこっと微笑んだ君が、
【登録よろしく (∂ω∂)-☆】
と、顔文字のムカつくメールを俺に見せてくる。
・
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@佐藤勝利@ - 俺こんなに人気なんだね〜♪ 作者さん俺を恋愛小説に使ってくれてありがとう。俺これからもこの話の続き見たいので更新よろしくお願いします！ By勝利 (2020年12月9日 16時) (
レス) id: 78446ad809 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 続き気になります(*≧д≦)お忙しいと思いますが完結まで執筆して頂けると嬉しいです！楽しみにしています(o^^o) (2019年7月16日 19時) (レス) id: 84713c49a9 (このIDを非表示/違反報告)
ケンティーガール - 更新もうやらないですか？ 続きみたいです！ (2019年4月7日 11時) (レス) id: fc8b5bc6cc (このIDを非表示/違反報告)
茉冬(プロフ) - 更新してほしいです！ (2019年4月1日 8時) (レス) id: 816271b3a3 (このIDを非表示/違反報告)
みう - 更新して欲しいな！ (2019年3月23日 9時) (レス) id: 40cf893d3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：solar
| 作成日時：2014年3月24日 23時
