temptation meeting .34 ページ34
勝利side.
ベットの上で天井を見上げる。
A 「佐藤くん。」
ひょこっとロフトから君が出てくる。
お風呂から上がったばっかりの君の髪から雫がひとつ落ちた。
君が降りてくるから、
俺は眠ろうとしていた体を起こした。
勝利 「髪の毛ちゃんと、乾かした?」
俺が呆れたように言うと、
君は忘れてたかのように笑う。
A 「あ、まだだ。」
君に近くにあったタオルを投げつける。
うわ、と君が可愛げのない声を出して、
A 「ありがとう。」
と、素直にお礼を言った。
素直すぎて…調子が狂うよ。
勝利 「ま、1度使ったやつだけど。」
君に笑って見せると、
さっきまで笑ってた君が俺を睨む。
俺だけの顔。
怒った顔も拗ねた顔も、泣いた顔も
俺のだ。
いらないよ、と君が投げたタオルを拾って君に近づく。
まだ濡れた君の髪にタオルを乗せて
勝利 「嘘。まだ使ってないやつ。」
君の髪に触れた。
A 「自分で出来ます!!」
君が怒ったように俺からタオルを奪う。
そんな君を視界の端に入れながら、近くに置いてあったお茶に手を伸ばす。
A 「髪の毛のこと気にしてるなんて、ちょっと意外。」
君が僕を見てニヤニヤと笑う。
ちょっとムカつきながら、お茶を飲む。
A 「女々しいね。」
君がからかうように言った。
でも、俺はあくまでも冷静にお茶を置いて
また君に近づく。
君の手を引くと、
君の持っていたタオルが床に落ちる。
その手をそのまま、俺の髪に。
・
勝利 「ほら、サラサラでしょ?」
今まで以上に近い距離。
君の顔が真っ赤になった。
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KANTO LOVE - 面白かったです! (2019年3月29日 16時) (レス) id: 367f723e61 (このIDを非表示/違反報告)
うぃんちゃん(プロフ) - 面白いし、キュンキュンがとまらなかったです(≧∪≦) (2014年10月18日 0時) (携帯から) (レス) id: f8dfd8364b (このIDを非表示/違反報告)
ぱむち - めちゃ面白ぃです!!!!もーぅ最高ですょー! (2014年6月28日 21時) (レス) id: c5d92d7456 (このIDを非表示/違反報告)
平 野 ゆ - の. £ - ※ 評価が 、 評価価になっとった - !!! すいまそ。 誤字です ^^; (2014年3月26日 20時) (レス) id: 6497f52746 (このIDを非表示/違反報告)
平 野 ゆ - の. £ - 1100回目の評価価できた - っ ♪ なんか得をした感じ … (え 更新 、 頑張れんれんです !!!◎ (2014年3月26日 20時) (レス) id: 6497f52746 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:solar | 作成日時:2013年3月19日 10時