誘惑会。shori.s

are forcing .26 ページ26

Aside.





意味…わかんない…。




おばさん 「あ、あら…。そうなの…ごめんなさいね。」


明らかに後ずさりするおばさん。

勘違いしないで!!!!






A 「あ、あのっ!!」


勝利 「ごちそうさまでした。」




私の声にわざと重ねる彼。

バッと横を睨むと、
対照的に彼はふわっと笑う。





A 「え…。」


その笑顔に思考回路がパニックを起こす。




勝利 「行こう？」



握られた手と手。

振り離そうとしたら、出来たはずなのに…。




さっきの出来事のせいで
私の身体は言うことを聞かなくなって、
ただ、彼の後ろを追いかけた。









A 「ご、ごちそうさまでしたっ。」




最後の力を振り絞って
おばさんにお礼を言うと
「青春ね」なんて、顔を赤らめるおばさんが見えた。








・









彼は一度も振り返らずに
私の手を引いて歩き続ける。



A 「どうか…した？」



明らかにおかしい行動に
率直に疑問を投げかける。








くるりと振り返った彼は
さっきの綺麗な笑顔を歪める…




勝利 「そんなに俺が嫌？」







質問の意味がよくわからなかった。





・

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