誘惑会。shori.s

come up .14 ページ14

Aside




私の行きたかった高校とは
やっぱり違って
勉強のレベル、スピード…
すべてが比較出来ないほど低い。

初めての授業は
先生の自己紹介やたわいもない話。




午前のみの授業だから、
チャイムと同時に私は生徒会室へ向かう。





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マリ 「あっ、Aー!!」



入り口で唖然と立ち尽くす。
なんで、名前で呼ばれてるの？
と、疑問が頭を駆け巡る。



マリ 「ん？どうしたの？」


私が黙ってることに気づいたようで
私をのぞきこむ。



A 「な、なんでもないです。」


恥ずかしくなって
顔を必死に背けて言葉を返すと、



マリ 「なんでそっち向くのさっ!!」



肩を掴まれ、顔を元に戻される。

可愛くても力あるんだ。
と、感心していると…



マリ 「あ。照れてる…」


私を見て笑い出す彼。






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数秒間、見つめられたかと思うと、



マリ 「ねぇ…」




やけに整った顔が私に近づく…






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マリ 「「にゃん」って言ってみてよ。」






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生徒会に普通の人はいませんか？





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