１４２話。ご名答 ページ47
A「ここか…」
コピーに教えられた道を進んで行き、ようやく目的地へと着いたA
扉の開閉音を極力出さないよう、慎重に開く
A「…久しぶりだね、二人とも」
部屋の中でトランプをして遊んでいるトガとトゥワイスを見つけ、暑苦しいマスクを外して声をかけた
トガ「Aちゃん！待ってましたよ！」
トゥ「速かったな！遅すぎだぜ！」
二人はトランプを投げ捨ててAに近づいて来た
A「それで…私のコピーから聞いたんだけど、私をここに連れてきたことでエリちゃん…
"核"の子を救う方法が本当にあるの？」
堅い表情をして二人に尋ねると
トガ「もしかして、私達のこと疑ってます？」
口角を上げながら声を弾ませるトガ
A「…疑うというよりは気になる点があるかな」
それを聞いてトガが目を細めた
トガ「気になる点とはなんでしょう？」
A「私のコピー…どうやって作ったの？
それにどうして私と入れ替えさせたの？」
トゥ「そ、それはだな…！」
トゥワイスがAの質問にあたふたと慌て出した
A「貴方達ヴィラン連合が私の"力"を欲しているのは知ってる
私"自身"ではなく"力"が欲しいのであれば、さっき研究室まで辿り着いたコピーでも良かったんじゃ…？」
トゥワイスはあわあわと慌て過ぎて足を滑らせAの後方へとすっ転げていく
トガ「…」
A「ひょっとして、
あのコピーは何か不完全な点があるんじゃないの？
トガちゃん」
トガの目の前まで迫り、目をじっと見据えて返答を待つ
しばらく黙ってAの話を聞いていたトガがやうやく口を開いた
トガ「そういえば、弔くんが前に言ってたなぁ…」
顎に指をあてて昔を懐かしむように微笑む
A「(弔…？)何の話…？」
トガは恍惚そうな表情をして天井に顔を向けながらAの瞳を見据えた
トガ「勘のいいガキは嫌いだ、って。」
刹那
背後に一つ、邪気が増えた
Mr.「ご名答さ、Aちゃん」
A「！？っしま…！」
Mr.コンプレスがAの背中にそっと触れた
ｶﾂｰﾝ
Mr.「コピーは"使い捨て"だ。」
そう言いながらヒョイ、とAが圧縮された玉を拾う
トガ「私達は消えない"オリジナル"のAちゃんがほしいのです」
トゥ「コピーがオリジナルに勝つことはねぇからな！ボロ勝ちさ！！」
・
治崎「ヒーロー達が来た
エリを抱えてついてこい」
コピー「はぁい。」
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ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» 気が合いまくりでしんどいですねぇ…(切実)Twitterふぉぉぉろぉぉっ(感謝)(語彙力) (2020年6月5日 20時) (
レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬さん(プロフ) - ゆわさん» 気が合うみたいですね…？Twitterフォローしてきますわ… (2020年6月5日 20時) (レス) id: 5cd261db61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» よっしゃぁぁぁ！鳥肌立たせたったでぇぇ！(興奮)もうね、この台詞そのものが好き。。弔が言えばなおよし(鼻血) (2020年6月5日 20時) (レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬さん(プロフ) - ゆわさん» 弔くん言ってたな、勘のいいガキは嫌いだって、ってとこで鳥肌ぶわって来ました（いい意味で） (2020年6月5日 20時) (レス) id: 5cd261db61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» しましょうしましょう、黒瀬さんの作品面白くて大好きです元気が湧き出てきますわっほーーぅい(語彙力) (2020年6月5日 16時) (レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆわ | 作成日時：2020年5月21日 20時
