１１５話。"命の恩人"を探して ページ20
…
あれ、私死んじゃった？
男の子大丈夫かな…
ごめんね、救えなくて
…
またお母さんを泣かせちゃうな
またＡ組の皆を心配させちゃうな
相澤先生には怒られちゃうかもな
あ、かっちゃんにも怒られちゃうな
ホークスさんにも謝れなくなるのかな
荼毘さんにも
もう
会えなくなるのかな
…
でも
終われて良かった
向こうにいけば
燈矢に会えるかもしれない
嗚呼
神様
私の最後のわがままを聞いて
…
燈矢に
会わせて。
「死ぬなよ、バカA」
不意にどこかから
愛しい人の声が聞こえた
「いつまで寝てんだ、
起きろ、A」
ああ、
やっぱり。
貴方が燈矢だったんだね
荼毘さん。
・
A「かはっ…！」
男子「！！お姉ちゃん！」
目が覚めると私は橋の下に横たわっていた
A「ぁ…僕…助かったんだね…良かった…
(さっきの声は夢…？)」
男子「お兄ちゃんが助けてくれたの！」
手をブンブンと振りながら興奮ぎみに伝える
A「お兄ちゃん…？
！！(やっぱり夢じゃない！？)
僕、そのお兄ちゃんどこに行った？！」
男子「ぇ、…て、あれ？！さっきまでここにいたんだよ！？」
A「っ！！僕、気を付けて帰るんだよ！！もう川に落ちないようにね！！」
そう言い残しその場を去っていった
男子「っ…うん！お、お姉ちゃん！ありがとね！！！！」
男の子の感謝の言葉が橋の下で響いた。
A「っは…荼毘さ…」
どのくらい走っただろうか
長い間休憩も取らず走り続けたことで横腹が痛くなってきた
A「っ…」
それでも走るのをやめなかった
A「ﾊｧｯ…ﾊｧｯ(荼毘さん…！会いたい…！
会いたい…！)」
人通りの少ない道を走っていると
A「っ…！」
不意に細い路地裏から伸びてきた腕に肩を引かれた
荼毘「お前、連合に拉致られたのに俺を追いかけてくるなんて
とんだ馬鹿だな」
そう言いながら彼は
困っているのか笑っているのか分からない表情をした。
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ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» 気が合いまくりでしんどいですねぇ…(切実)Twitterふぉぉぉろぉぉっ(感謝)(語彙力) (2020年6月5日 20時) (
レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬さん(プロフ) - ゆわさん» 気が合うみたいですね…？Twitterフォローしてきますわ… (2020年6月5日 20時) (レス) id: 5cd261db61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» よっしゃぁぁぁ！鳥肌立たせたったでぇぇ！(興奮)もうね、この台詞そのものが好き。。弔が言えばなおよし(鼻血) (2020年6月5日 20時) (レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬さん(プロフ) - ゆわさん» 弔くん言ってたな、勘のいいガキは嫌いだって、ってとこで鳥肌ぶわって来ました（いい意味で） (2020年6月5日 20時) (レス) id: 5cd261db61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» しましょうしましょう、黒瀬さんの作品面白くて大好きです元気が湧き出てきますわっほーーぅい(語彙力) (2020年6月5日 16時) (レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆわ | 作成日時：2020年5月21日 20時
