１１１話。ホークスへの想い ページ16
母「あらー、ホークスくん本当に帰っちゃうの？」
玄関に向かうホークスを母が名残惜しそうに見つめる
ホークス「ええ、明日からまた仕事が始まっちゃいますんで」
そう言いヘラッと笑うと
ホークス「あ、そういえば」
何かを思い出したようにポケットを漁り始めた
そして
ホークス「どうぞ、Aちゃん」
A「…え？」
Aに小さな箱を差し出した
A「私に…？」
ホークス「うん、夏がAちゃんの誕生日だって聞いてね
急いで選んだんだ」
気に入ってくれると嬉しいな、と加え柔らかく微笑んだ
A「…あ、綺麗…」
箱を開けると
母「まぁ、こんな良い物この子がもらってもいいの？」
赤いルビーがはめ込まれたイヤリングが輝いていた
ホークス「もちろんですよ
ちょっと早いかもだけど誕生日おめでとう、Aちゃん」
A「っ…ありがとうございます…
大事にします…！」
Aはルビーのイヤリングが入った小箱を大事そうに握った
ホークス「うん、喜んでもらえたようでなにより
それじゃお母さん、お邪魔しました！」
そう言いホークスは空へとはばたいて行く
母「いやんお母さんだなんて！また来てねー！」
ホークスに手をブンブンと振る母は何故か私よりキャピキャピしたJKに見えた
A「ホークスさん…また…」
小さく呟いた言葉は夜風に消された
夜、風呂を済ませた後寝ようかな、と思い寝室へ向かうと
ベットに放り投げられている携帯に一通のメールが来ているのを見つけた
A「こんな時間に誰だろ…？」
ーーー
【ホークス】
今福岡着いたぁぁ(午前１時)
Aちゃん、今日は取り乱してごめんね。
でも俺の気持ちは本気だから、それは信じてほしい。
夕食ごちそうさまでした。
ーーー
A「…本気…」
ホークスからもらったルビーのイヤリングをﾁｬﾘ…とジュエリー箱におさめながら呟いた
私は最低だ
ホークスさんが目の前にいながらも
心では荼毘さんのことしか考えず
こんな風に私を想ってくれるホークスさんの気持ちを蔑ろにして
A「ほんと、
最低な女。」
溢れる涙を拭いもせず
毛布に大きなシミを作った
ルビー【情熱・愛の象徴】
サファイア【誠実・一途な想い】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» 気が合いまくりでしんどいですねぇ…(切実)Twitterふぉぉぉろぉぉっ(感謝)(語彙力) (2020年6月5日 20時) (
レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬さん(プロフ) - ゆわさん» 気が合うみたいですね…？Twitterフォローしてきますわ… (2020年6月5日 20時) (レス) id: 5cd261db61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» よっしゃぁぁぁ！鳥肌立たせたったでぇぇ！(興奮)もうね、この台詞そのものが好き。。弔が言えばなおよし(鼻血) (2020年6月5日 20時) (レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬さん(プロフ) - ゆわさん» 弔くん言ってたな、勘のいいガキは嫌いだって、ってとこで鳥肌ぶわって来ました（いい意味で） (2020年6月5日 20時) (レス) id: 5cd261db61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» しましょうしましょう、黒瀬さんの作品面白くて大好きです元気が湧き出てきますわっほーーぅい(語彙力) (2020年6月5日 16時) (レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆわ | 作成日時：2020年5月21日 20時
