９７話。荼毘と薬 ページ2
Aは椅子に縛りつけられたまま
荼毘「…」
荼毘に奥の部屋へとずるずる引こずられていった
バタン…
A「っ…(なにこの部屋暗…)」
荼毘「ぇーと…あの薬どこあったっけな…」
がさがさと乱暴に机の引き出しを漁る
A「…(…タオル取ってくれないかな…なかなか苦しいんだけど…)
んーーー！んーーーー！(頼むーー！取ってーー！)」
と声を出して荼毘に伝える
荼毘がAの声を聞いて振り返るが
荼毘「ん？……タオル取れって？
取ったらお前舌噛んでしぬだろ」
そう言って再び机を漁り始める
A「んん…(なんで伝わったんだ)」
荼毘「…ああ、あった。」
そう言いめちゃくちゃに怪しい色をしたカプセルを持ち
A「(え、なにそれ毒薬じゃない？！まてまてまて？！)」
Aの目の前に来た
荼毘「これからタオル取るが…
…もしお前が舌を噛みきったりするなら…
あのバクゴーとかいう餓鬼ころすからな」
ようやくタオルを取ってもらえたが
A「っっ…！」
荼毘の言葉にゾァッと全身に寒気が走った
A「…(あれを飲むわけにはいかない…！！)
あ、ねっ、ねぇ！」
唐突にAが声を張り上げた
荼毘「…？」
A「あ、貴方…名前なんて言うの…？？
(…なんて下らん質問をしとるんだ私は！！！)」
薬から視点を外させよう、と考えたAは荼毘に質問をした
荼毘「…今は荼毘で通してる」
A「え、本名じゃないの？」
荼毘「こんなとこで本名名乗るバカがどこにいる」
A「確かに。
えっと…じゃ、じゃあ、こ、"個性"は？？」
それを聞くと荼毘の眉がピク、と動いた
荼毘「…蒼炎だ」
A「ぇっ…？」
荼毘の個性を聞いて目を見開いた
A「(目の色も…個性も…
そんな偶然って…)」
荼毘「おしゃべりはここまでだ
さっさとコレ飲め」
そう言って赤色と紫色とで半々になっているカプセルをAにつきだした
A「ぇ…飲めって言われても…
椅子に手縛りつけられてるし…」
荼毘「…確かにそうだな
じゃあ」
荼毘はカプセルを口に入れた
A「ちょ、え！？！」
そして
荼毘「さっきみたいに飲むか？」
Aに口付けをした
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ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» 気が合いまくりでしんどいですねぇ…(切実)Twitterふぉぉぉろぉぉっ(感謝)(語彙力) (2020年6月5日 20時) (
レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬さん(プロフ) - ゆわさん» 気が合うみたいですね…？Twitterフォローしてきますわ… (2020年6月5日 20時) (レス) id: 5cd261db61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» よっしゃぁぁぁ！鳥肌立たせたったでぇぇ！(興奮)もうね、この台詞そのものが好き。。弔が言えばなおよし(鼻血) (2020年6月5日 20時) (レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬さん(プロフ) - ゆわさん» 弔くん言ってたな、勘のいいガキは嫌いだって、ってとこで鳥肌ぶわって来ました（いい意味で） (2020年6月5日 20時) (レス) id: 5cd261db61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆわ(プロフ) - 黒瀬さんさん» しましょうしましょう、黒瀬さんの作品面白くて大好きです元気が湧き出てきますわっほーーぅい(語彙力) (2020年6月5日 16時) (レス) id: 50b1915718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆわ | 作成日時：2020年5月21日 20時
