今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:49,004 hit
小｜中｜大
5〈 s 〉 ページ5
.
〈 shuta 〉
最近、しろがおかしい気がする
いや、気がするじゃない
おかしいんだ、
あんな様子になるのはなにか悩んでいる時だけ
しろは溜め込みやすいからすごく心配だ
俺としろは昔はなかなか歌うことができなくて悔しいことが何度もあった
だからか俺はしろにはなんでも言いやすくてずっとしろに頼りっぱなし
確かに俺は直也くんや西島に比べると実力が足りなかったけれど
しろはきっとそんなことなかった
宇野ちゃんとしろはほぼ実力は同じだったはずだ
ほんの少し、ほんの少しだけあのときは、
宇野ちゃんの方が上だったんだ
きっとしろは相当悔しかったはずなのに
俺の話を聞くばかりで、
自分のことはなにも話してはくれなかった。
昔の俺は余裕が本当になくて頼れない奴だったけど、
今の俺は、 今の俺は、
あの時よりきっと頼れる俺になっていると思うから、
いや、俺じゃなくてもいい
しろが頼りになると思える奴でいいんだ
誰だってしろの助けになろうとしてくれるから
抱え込まないで、
話してくれないか？A。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 272人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
m521y319(プロフ) - とてもおもしろいです。 (2017年7月5日 10時) (
レス) id: c39c6bf996 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユエ | 作成日時：2017年7月2日 0時
