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■:2___as ページ10

* * *







「なんですか、與さん」





前を歩く真司郎にそう話しかける。

会社の中では絶対に真司郎なんて呼ばない。
間違ってでも呼んだらどうなることやら。






「Aってさ、俺のことタイプやないんやってな」





⋯⋯げっ。さっきの聞いてたのか。







「まさかAにそんなこと言われるなんてなぁ⋯」

「ごめんって。⋯待ってここ会社だからね?」

「何を焦っとん?そんなやましい事やないやろ?」





いつの間にか私の手を掴んで会社の倉庫付近に行っていた真司郎。

真司郎に反論するのに必死で気づかなかった。








「いや待って、待って待って待って⋯んっ」








バッと後ろを振り返り唇を押し当ててくる真司郎。



⋯⋯これだから厄介なんだ。









会社で王子様と騒がれる男、與真司郎は私の幼馴染兼彼氏である。

とても嫉妬深く、真司郎がモテすぎて嫉妬の欠片もわかない私を見て文句を言ってくるような人。






そう、真司郎と付き合うっていうのはすごく厄介な話なんだ。







* * *

■:3→←■:1オフィスの王子様



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ユエ(プロフ) - ちなつさん» ありがとうございます!そう言って頂けると更新頑張れます! (2017年12月9日 23時) (レス) id: 4af624dacc (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 続きを楽しみにしています!頑張ってください! (2017年11月29日 21時) (レス) id: 6080edd9e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユエ | 作成日時:2017年11月26日 12時

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