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歩いているうちに周りは暗くなってきて街灯の光が俺達を照らす






「ここ。秀太と殴り合いになったところ」







彼女のお望み通りに連れてきた場所はただの道路



それでも俺の東京生活の中では大切な思い出で、なかなか仲良くなれなかった秀太と言い合いをした場所。







「へぇ、ここかあ。隆弘の思い出があるんだね」


「喧嘩しただけだけどね」


「やっぱり秀太くんに会いたいなあ。」









あのね、と彼女はいう。







“ いつもネガティブで根暗なくせしてフレンドリーだけど迷惑になってませんか?ほんとにお世話になってます。っていうの ”








涙が出るかと思った。





彼女は、まだ俺を、



見捨てないでいてくれたんだ、って。








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作者名:ユエ | 作成日時:2017年11月25日 18時

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