さくら：石橋 遼大 ページ4
ある日の夜。
『さくら、散っちゃうね』
入学式前なのに可哀想だなぁと
呟きながら外を眺める彼女を見て、思いついた。
「じゃあ、見に行こっか」
『…え？いま？』
「あそこライトアップしてるみたいだよ」
『！わかった！』
走って上着を取りに行くAは
今年、21になるはず。
「ったく、いつまでたっても子供だな」
とか言いながら自分も意外とうかれている
車に乗って近所のさくらが満開のところに
『うわぁ、綺麗』
「ほんとだな」
「『ってかさむっ』」
『もう4月なのにねぇ』
「…っ、」
『わ、びっくりした、
どーしたのりょーだいくん
手なんかつないじゃって』
「…、べつに、」
『素直じゃないなぁ〜』
2人で見てまわった。
『ほんとに綺麗だね』
「…うん、そうだね」
いつもそうだ
Aの方が綺麗だよって
言いたくても
言葉に出来ないのは
「…っ、」
Aが本当に綺麗すぎるから、
「…A」
『…ん？なぁに』
でも、今日はちがう。
「…綺麗だよ」
『…レインボーさんのネタ？
私綺麗じゃないよ…！』
「っいや、そうじゃなくて」
『分かってるよ笑
その言葉、ありがたく頂戴します〜』
自分が照れすぎて分からなかったけど
Aもほんのり照れてたような気がするのは
気のせいだったのかな
『(普段こういう事しないから調子狂うなぁ…)』
『りょーだいくん』
「ん？」
『綺麗だよ』
「っ、…そこはかっこいいだろ」
『あっ、確かに…笑
間違えちゃったぁ〜笑』
「(あぁーもう恥ずかしすぎ…)」
「そろそろ帰ろっか」
『うん、そうだね』
『…りょーだいくん』
「なぁに」
『連れてきてくれてありがとう
大好き』
「！？」
「…俺も『あぁ！！！！』っ！？！？なに！？」
『あそこ！！みて！！温タピ！！』
「…え？」
『あっち！！ほら！！』
言われた方を見るとコンビニの旗に書いてある
温タピの文字
『…さむかったなぁ
のみたいなぁ…』
「…いいよ、よって帰ろっか」
『！りょーだいくんすきー！』
やっぱり彼女は子供だな
「A」
『なぁーに』
「大好き」
『！？ちょっ、！！？
急に変な事いわないでよ！！
タピオカつまるじゃん！！』
「…俺タピオカに負けてない？」
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いろんなファン - 澪月さん» 全然いいです！ありがとうございます！よろしくお願いします！ (2021年5月15日 11時) (
レス) id: 912b8fb989 (このIDを非表示/違反報告)
澪月(プロフ) - いろんなファンさん» pink！？ですか！？いやぁー、書いたことないんですよね…下手すぎてもいいなら…って感じです！笑 (2021年5月5日 23時) (レス) id: 9175f8d600 (このIDを非表示/違反報告)
いろんなファン - 突然のリク失礼します。主様がもし良かったらでいいんですが，ザ・マミィの林田さんで微pinkお願いできますか？時間のあるときでいいです。ご検討の程よろしくお願いします。 (2021年5月2日 22時) (レス) id: 912b8fb989 (このIDを非表示/違反報告)
澪月(プロフ) - なおひとさん» ありがとうございます！！またいつでもリクエスト待ってますー！！ (2021年5月1日 18時) (レス) id: 9175f8d600 (このIDを非表示/違反報告)
なおひと(プロフ) - 最高すぎるお話ありがとうございます！！！！ めっちゃ嬉しいです♪ (2021年5月1日 15時) (レス) id: 762e5e543f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪月 | 作成日時：2021年4月6日 18時
