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「泣き虫でさ、情けないよね、18にもなって
大事な友達も傷つけて、
1番見られたくない人に、
泣いてるとこまで見られて。
とことんかっこ悪い」
昔と変わらないようで、
でもちゃんと顔を上げて、
どこか遠くを見つめる圭人
横顔が夕焼けの明かりで綺麗に見えた。
「そんなことないよ。
教授の部屋まで助けにきてくれた圭人、
ほんとにかっこよかった。
絶体絶命の時に現れるヒーローみたいで。
いつも行動で助けてくれるのは雄也の方だったけど
圭人、強くなって、ちゃんと守ってくれた。
だからそんなこと言わないで」
圭人が静かに首を振った。
「あのね、圭人がいなかった三年間は長かった。
最初は特に寂しかったし、傷ついたりもしたよ。
でもそう言う時はね、ここに来て1人で泣いてたの。
ここが圭人との思い出の場所だから。
2人が幸せなら幸せっていった圭人の優しい顔が
あったかい気持ちにさせてくれたから。
今日もここで泣こうと思ったんだけど、
先客がいた。」
また、圭人の顔から雫が落ちた。
「ほんとにごめん、こんなところで、1人で泣かせて
俺、ほんとにひどいことした、、、」
「俺はでも、Aがおもってるよりずっとずるくて
ずっと優しくなくて
ずっとかっこ悪い。
だから、頭のいいAなら分かってくれると思って
遠回しに突き放したりしたんだ。
自分が、過去の自分がやったことに、
向き合いたくなかったから。
Aを傷つけたことも、
大切にしてもらっていた人を裏切った現実を
深いところに埋めたかったから。」
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由依 - すごく面白いです。頑張ってください！続き楽しみにしています！ (2017年10月22日 0時) (
レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
岡本レン - 頑張ってください！！応援してます♪ (2017年6月24日 17時) (レス) id: 187fc57b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けいとりん | 作成日時：2017年5月25日 17時
