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沈黙の時間が流れた後、ゆっくりと圭人が話し出した。
『ちえおばあちゃん、二人とも覚えてる？』
2人とも、頷く。
忘れるはずがない。
お父さんとお母さんが忙しかった圭人の
授業参観や運動会はいつもちえばあちゃんが来てた。
いつも、金平糖を持ち歩いていて、
とっても手先が器用で、料理が上手で、
学校に茶道を教えに来てくれたこともある
上品だけど元気なおばあちゃん。
『ちえおばあちゃんがここにいるの』
それがどういう意味か嫌でもすぐに分かってしまった。
『おばあちゃんはずっと俺の味方でいてくれたのに
俺は、なんもできないままで
看取りもせずに、死んだことも、
いとこから後で知った。』
今にも泣きそうな顔で、
絞り出すような声で。
『日本に帰ってきてから、
墓参り行こうと思ってたけど
気持ち的にもなかなか行けなくて』
ん？日本に帰ってきてから？
雄『まってお前海外にいたの？』
同じ疑問。雄也も聞いてなかったんだと少し安心した。
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由依 - すごく面白いです。頑張ってください！続き楽しみにしています！ (2017年10月22日 0時) (
レス) id: 0583577ad2 (このIDを非表示/違反報告)
岡本レン - 頑張ってください！！応援してます♪ (2017年6月24日 17時) (レス) id: 187fc57b44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けいとりん | 作成日時：2017年5月25日 17時
