skt：君は友達…fromりねん。 ページ4
「せーんぱいっ！」
『坂田くん、どうしたの？』
「えへへ、先輩に会いたくて来ちゃいました、！」
『そっか、一緒にお昼食べる？』
「はいっ！」
この子は1年の坂田くん。可愛くて、でもかっこよくて、元気で、一緒にいて楽しい子だ。
「そういえば先輩！」
『んー？』
「先輩の好きなタイプって何ですか？」
『んー？可愛くて、でもかっこよくて、一緒にいて楽しい子かな！』
「その言い方だと、好きな人いるんすか、？」
『え！？あ、まぁ、好きな人、なのかな、？』
まぁ、坂田くんの事好きだし、間違ってないよね…？
「そう、ですか…。」
『うん、。』
「………お、俺、用事思い出したんで先帰りますね。」
『あ、うん。』
何かまずい事言っちゃったかなぁ…。
〜放課後〜
なんとなくぎこちなくなってから、坂田くんのあのときの顔が頭から離れなかった。
何かを悔やんでるような、悲しんでるような、そんな顔だった。
やっぱり、何かまずい事言っちゃったのかな……。
「っ、先輩っ！」
『っあ、坂田くん、どうしたの？』
「ちょっと話があって。」
『な、何、？』
「先輩、好きな人がいるって言ってたじゃないすか。」
『、うん。』
「やっぱり、諦めれなくて。俺、先輩の好きな人よりも先輩を笑わせて、楽しませてあげられる自信があるんです。
っだから、僕じゃダメですか…。」
私にはよく分からないが、坂田くんが私に好意を寄せてくれている事は分かった。
でも
『ど、どういう事？ わ、私の好きな人は坂田くんだよ？』
「……うえぇぇ！！！！？？？？？そうやったんですか！！！！？？？」
『ふふっwうん！』
「えと、じゃあ、改めて僕と付き合って下さいっ！」
『よろこんでっ！』
「あ、先輩！せっかく付き合えたんやから、名前で呼んでくださいよ！！」
『えぇー？ “呼んで” って言われて呼ぶのおもしろくないじゃーん！』
「ちぇっ、Aのケチ。」ﾑｽｯ
『っ！！！？？』
「へっへっへ！どーだ先輩！ドキッとしたやろ！」
『……うっさい、悠。』
“そんな所も大好きだよ” なんて今はまだ言わない。
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作者名：りねん。× 夕焼.*゜ x他1人 | 作者ホームページ：http:/
作成日時：2020年5月15日 9時
