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132話 ページ38

いっぽうその頃、カカシの家では…

ザ「まさか、あのカカシがなぁ…」

ハ「信じられませんね…」

カカシの周りには数人の忍と火影様が来ていた

ヒル「分が悪かったのじゃ…本物の写輪眼使いが相手ではのぉ…」

ハ「うちはイタチ…うちは一族を皆殺しにした サスケくんのお兄さん…」

ザ「そして…霧隠れの怪人 干柿鬼鮫…確かに相手が悪かったな…」

その時だった…

アス「…」チラッ

ガイ「しっ!」

噂をすればなんとやらで、サスケくんが入ってきた

サ「カカシ…ん? なぜカカシが寝てるんだ? それにザブザや火影まで…いったい何があったんだ!」

ハ「サ、サスケくん…落ち着いて、今カカシさんは
寝て」

上忍「おい! あのイタチが帰ってきたってホントか! しかも、ナルトを狙ってる…て……あ…」

もうひとり入ってきた上忍がうっかり喋ってしまった

紅「バカ」
ザ「アホが」

ハ「サスケ…くん?」

サスケの顔はみるみると怒りに満ちていき、ハクの話も聞かずに部屋を飛び出した

ヒル「待つのじゃ! サスケ!」

火影様の制しもかなわず、屋根伝いに進んでいく

ハ「まずいですね…僕が追いま」
ザ「いや、オレが行く ハクはここにいてカカシを見てろ」

ハ「え、でも…」

ハクが何かを言う前に、部屋の窓からザブザは出ていった




ザ「おい、小僧! ナルトを追うつもりなら止めとけ」

サ「お前に関係ない!」

ザ「…やっぱり、兄貴が憎いか?」

サ「ッ!」

サスケは足を止めてザブザを睨みつけて言う

サ「憎いなんてもんじゃねえ…オレはアイツを殺すために生きてきたんだッ!」

ザ「……それがてめぇの宿命ってやつか?」

サ「あぁ…だからオレは行く、ついてくるな!」シュバッ

そう言ってサスケはまた走って行く

ザ「…まったく、カカシの野郎んとこには色んなもん抱えてる奴が多いなぁ…ったくよォ」

ザブザは空を見つめて、ボソッとつぶやく

ザ「そっちに客が行くぜ…A…」

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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時

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