誘惑上手な小瀧くん。

英語。 ページ4

HR。

担任の大倉先生はほんわかイケメンで女子に大人気なので
教室はコンサート状態です。


うるせぇ…




倉「明日は実力テストやけど、
　 あくまで現在の学力をはかるためのもんやからまぁ気軽に〜」

青「よかったなA」

『ほんとに…』

倉「あ、でも赤点は補習やからぁ。
　 みんな頑張ってな？」

『！！』



やばい。



『りゅ、流星…』

青「俺今日からもう部活。
　 どんまい」

『嘘だろぉぉぉどうしよぉぉぉ』

桃「Aちゃんそんな勉強苦手なん？」

『英語は…英語だけは…』

青「他はできるけどそれだけなー
　 壊滅的やな。」

『嫌いなんだもん！！』



私は日本人だし日本ラブだしこの先もパスポートとる予定ないし
英語とかいらなくない？

意地でもこの先関わらないように生きてくから見逃して神様…



『終わった…私留年するんだ…』

青「まだ4月やぞ」



桃「俺、英語得意やけど
　 よかったら教えよっか？」

『え！？
　いいの！？』

桃「一緒に卒業したいもん」

『神様ぁぁぁ！！ありがと！！』



私は涙を流しながら小瀧くんの手を握った。

小瀧くんは優しく握り返してくれて



桃「俺、結構スパルタやけど
　 頑張ってな？」



微笑まれると私はなぜか少し後ずさった。

発音。→←遠慮。

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