検索窓
今日:34 hit、昨日:62 hit、合計:1,051,868 hit

初。 ページ27

『…どうしたら許してくれる?』

桃「…のん、って呼んで。」

『え、』

桃「…じゃないと、許さへん。」



プイっとそっぽを向く小瀧くん(天使)。

こんな図体のイケメンにフェロモンまき散らしながら押し倒されてるのに、
子どもっぽい小瀧くんは地球を破壊できる可愛さだなとか冷静に思う私は間違っちゃいない。



『…ごめんね、のん。
 これから気を付けるから許して?』



緩んだ拘束から抜け出した手で小瀧くんの顔を包みながらそう言うと

小瀧くんの頬が赤く染まった。



桃「…ずるい。」

『小瀧くんが言えって言ったのに』

桃「…小瀧くん、ちゃう。」

『ふふ、ごめん。のんだったね。』

桃「うん。」



こた…のんの機嫌は直ったみたい。

嬉しい。可愛い。



愛しい。



『わっ、』

桃「流星は後ろからやったから、
  俺はこっちにしよ。」



のんに体を抱き起こされ、向い合せで膝に乗せられる。

身長差がかなりあるため、膝に乗ってるのに顔の位置は私の方が少し下だ。



『…この角度で見てもイケメンなんて…』

桃「見過ぎ。穴あくわ」

『あいたらごめんね…』

桃「あは、やめてくれへんねや。」



目線の位置が、ちょうどそこだったからか。

私の手は無意識にのんの唇に触れていた。


柔らかい。

チラチラ覗く口内が、艶めかしい。



私の視線は、もうのんの口元に釘付けだった。






桃「…我慢、できひん?」





目を細めて
ちゅ、と軽く指に吸い付かれたら。



限界だった。





『…うん。』




小さく笑ったのんが目を閉じたのを合図に

私は彼の唇を味わうようにゆっくりキスをした。






-------------------------------------------------------------------------
萌様リク。

初めてが女の子からのキスってなんかいいですよね。

羞恥。→←罰。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1059 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3076人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りあ(プロフ) - 愛の奴 隷。ってどやってみれますか? (2020年3月12日 1時) (レス) id: 4353d7f99b (このIDを非表示/違反報告)
junlove61(プロフ) - じゃあ続編待ってます! (2019年4月18日 21時) (レス) id: 20344ea2d3 (このIDを非表示/違反報告)
nonsuke(プロフ) - junlove61さん» 続編は書いてないです。検討中です。大人向けの新作は今連載中で見れます。そちらでよろしければどうぞ! (2019年4月18日 21時) (レス) id: 28026e37cb (このIDを非表示/違反報告)
junlove61(プロフ) - 続編ってまだ見れますか? (2019年4月14日 21時) (レス) id: 20344ea2d3 (このIDを非表示/違反報告)
nonsuke(プロフ) - 夏さん» 色香はいろかと読みます。中てられるもあてられると読みます。わざとです。 (2019年3月18日 0時) (レス) id: 28026e37cb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:nonsuke | 作成日時:2018年11月26日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。