止まってくれません？【2j3j】 (ページ2)

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50話ページ2

ついた先はましろさんの名前札が貼ってある扉の前

「よし、とつげーき！！！」

サンゴちゃんが扉を指差すと同時に楓先輩がドアをぶちあける姿を白い目で見ることしかできなかった

扉をあけるとそこには小さい少女があくびをしながら宿題をしており

その横で清楚そうな女性が本をめくっていた

なぜ清楚”そう”なのかって？

剣持の話で「この学園で見た目だけで清楚と判断すんな、とんでもないやつだったりするぞ」

と言われたからである、その時の剣持はすっごくぐったりしていたのを今でも覚えている

固まっていると白髪の少女が「誰！？」と急にこちらを振り向き

ご立派なツノがちゃんとこの目に収まった

すると清楚そうな彼女が「えーっと、ましろくんに用があるのかな？」

とこちらを振り向いて応答する

「あれ？ましろさんいないの！？」

「生徒会で用事があってきたんやけど」

「私ましろがどこ行ってんのか知らないよー？」

「んー、またどっかからひょっこり現れるんじゃ・・・・・・」

「「「後ろ」」」

「えっ？」

「もー、ネタバラシしたら面白くないじゃーん」

「うわぁｯー！！びっくりしたー！」

「まぁまぁいつものことじゃん」

シャベルと壁にかけるとこちらに笑顔で振り向き

「Aちゃんも生徒会に入ってるんだから、この部屋来ることが多くなるとおもうし紹介しておくね！」

少し首を傾げた私にそっと楓さんが腰を曲げて耳元で

「本来学校から外部の移動は学園長を通さんとあかんけどな、生徒会は特別に

特定の生徒の魔法で外部に移動してええことになっとるんや」

と囁いてくれたおかげで納得できた