止まってくれません？【2j3j】 (ページ1)

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49話ページ1

そのままエクスに俵担ぎにされ

生徒会室に連行された

生徒会室につくと

真っ先に叶さんが口を開いた

「ホワイトノイズ」

とたんに魔力が部屋の壁に張り付いた

レオス先輩がらしくなく小さい声でボソッと

「一生徒にここまでするもんなんですかねぇ」

というと叶さんが立ち上がりこちらにずんずんと近づいてくる

慌てて離れようとすると

なぜか動けない、ゆっくり横を向くと肩をがっしりとエクスに掴まれていた

なんなら生徒会室のドアの鍵を三枝さんとサンゴちゃんが何重にも魔法をかけて

一瞬ではでられないようになっている

なんなら剣持と緑仙さんの視線がずっと私にあることにきがつき

あきらめを押し出すようにため息を吐いた

そんな私をみた叶さんはさっきの真顔はどこへやったのか聞きたいほどの笑顔になった

「まぁ、不破くんのことについてはお疲れ様、でイブラヒムくんのことについてなんだけど」

まゆをひそめながらも返事を返すと

「もうAちゃんが仲良くなって説得すればいいじゃんって」

「は？」

「ということで」

「どういうことで？」

どんどんとドアに追い詰められ

咄嗟にしゃがむと叶さんは笑顔で足ドンしてきた

「Aちゃんには『貴族の花園』に潜入してもらおうと思うよ」

驚きで頭が真っ白になっている私の肩をポンっと誰かが使む

「俺がサポートするから、安心してな！」

目だけ動かすとそこには銀色と二つのメッシュが特徴的な不破さんがいた

エクスはそれじゃあよろしくおねがいしまーすというように手を上げて窓から飛んでった

そのまましゃがんで静かに泣こうとしているところを

サンゴちゃんと楓さんに腕を引っ張られ引きずるように私を運ぶ

「・・・・・・で？どうするつもりなんですか、あいつ多分上手に演じられると思いませんよ」

「べっつにバレたってとって食われるわけじゃないんだしさー」

「バレたら問題児片付けが大きく後退するだけだって～」

ドスンとソファーに座った緑髪は心配すんなと手をひらひらとさせてくる

「まぁ、今回は保険で別の生徒会にも応援要請してるから」

ミルクティー色の髪をゆらゆらとしながら呟いた

「うまくやってくださいね加賀美さん」