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海豚が4体 ページ6














思えば、俺はずっと遙といたんだなあと。そして、常に手を繋いで、いたなあと。








「で、落ち着いた?ハル」



「ああ。悪い真琴、取り乱した…」



「全然。まさか抱きつくとはねぇ」



「相変わらず甘えた遙ちゃんなんだな」



「〜〜〜っ、うるさい!」









と言ってそっぽを向いてしまった遙。









「…それで、お前家はどこだ。送ってく」



「あーーーそれがね、ハル…」



「俺、家あらへん」



「「………………………は?/はぁ」」









事のあらすじをかくかくしかじか話すと、家は俺の家に住めばいい。と言ってきた。








「ありがと」



「となると…あとは学校かあ…今春休みだし」



「真琴、学校はもう親が岩鳶に転入手続きしてある。制服は多分春休み中に取りに行くって言ってある」



「じゃあ一件落着…かな?」



「ぐぅぅぅ……」









野宿を覚悟してた俺は気が抜けたのか、お腹が盛大に鳴った。









「っ!はは!あははは、お腹空いたの?凄かったね、音が!」




「そう言えば腹減った…って、何でキッチンに立ってんだよ遙」



「今から鯖を焼いてやる。それを食え」



「遙…まだ鯖好きなの」








暫く待っていると、鯖と白米、のみが3人分。








「「いただきます」」



「(まじか…こいつの食生活心配なんやけど…)イタダキマス」









と、思いながら鯖を箸で口で運ぶ。








「…え、めっちゃ美味いやん!遙焼くの上手やなぁ」



「"鯖だけは"得意だよねハルちゃん?」



「だけは余計だ真琴。俺は本を見れば他も作れる」



「あー小さい頃の遙器用だったな。真琴は不器用だったイメージ!」






ーーーーー



「「「ご馳走様でした」」」





ふと時計を見ると、もう針は9時を回っていた。







「ふぁぁぁ…」


「眠いの?疲れたんだろうね」







大きな口を開けてアクビをすると、真琴が苦笑いを浮かべる。






因みにハルは俺の隣で横になって寝ている。









「まー…岩鳶でお前らに会えて良かったけどな…」


「俺は本当にびっくりしたんだぞ。服着たまんま入るから…」



「あの時の真琴の慌てっぷり…っふ」



「あ、今日初めて笑ったね」







そう言われれば、そうだ。少なからず緊張していたんだろうか。









ーーーーーー

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天霧(プロフ) - 続きがとても気になります。更新待ってます。頑張って更新して欲しいです。気長に待ってますね (2021年12月23日 22時) (レス) @page9 id: 29b58b93c0 (このIDを非表示/違反報告)
suzu(プロフ) - はるちゃんの漢字違いますよ〜! (2016年11月13日 8時) (レス) id: 2cc2f010f2 (このIDを非表示/違反報告)
増子 - なまり可愛い。ぶつかったのはひょっとして凛ちゃんかな??主が攻められるの待ってますね(( 続き楽しみにしてます!!!! (2016年10月10日 20時) (レス) id: 193e3c63af (このIDを非表示/違反報告)
天梟(プロフ) - 遙の字違いますよ (2016年9月9日 13時) (レス) id: bb605ee9cb (このIDを非表示/違反報告)
江戸川trb(プロフ) - ぽぽんさん» いえいえ〜これからも頑張ってください! (2016年9月4日 2時) (レス) id: 568af28a5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆい | 作成日時:2016年9月3日 3時

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