六子ファミリーへようこそ(マフィア松)

じゅうさん ページ16

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「…Aの声が聞こえない」



それに応えるようにインカムから聞こえる雑音…嫌な予感しかしない。




十四松と一松の所はもう全滅していて、あとは薬のある場所を聞くだけなんだけど…






「チョロ松〜なーんかA遅すぎねえ？」


「今俺も丁度思ってたとこ…トド松、そっちの様子どうなってる？」




『んー…GPSで見る限りでは場所は同じみたい。カラ松兄さんに聞いた方が早いかも』



「おーいカラ松？生きてっかー？」



『！っ…〜〜れ…！！』



「カラ松のインカムもおかしい…ちょっと俺」





行った方が良いかなと言おうとした時、隣にいたら赤に止められる。






「いや、俺が1人で行くからチョロ松はトド松と一緒にいて。あいつ接近戦得意じゃないだろ？」




「でも兄さん1人って…大丈夫なの？もしもの時とか考えてよ」



「ばっかだなチョロ松！俺があんな雑魚にやられると思ってんの？」








そう言う兄の目は紛いにもなく殺気が入り混じっていて、目は全く笑っていなくて正直とても怖い。






「…わかった、俺はすぐにトド松と合流する。場所は〇〇ホテルの最上階の右端の部屋、鍵は…要らないだろ？」






トランクの中に入っている様々な武器を吟味して居るボスに向かって言う。







「流石チョロ松、お前はやっぱり優秀だよ。…よしこんぐらい武器揃ってれば負けねえだろ」









「"俺達"のモノを傷付けた仕返しはたぁーっぷり、返してあげなきゃね」

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