おとうと1 ページ3
『レギュラーでも、ベンチでも無いのがピンチサーバーだ。
サーバーは止められたらそこで終わり。
でも止められなければ、いつまでも打ち続けられるなんて、最高だろ?
コート全体が俺1人に注目される最高な時間なんだよ、この時だけは俺だけの独壇場だ。
…全部飲み込んでお前のサーブを見せつけてやれ』
.
いつか頭を撫でられて言われた言葉。その時俺は初めて男の、同性をかっこいいと思ったんだ
「…ぃ……お…い……A!!!」
「(ビクッ!)何…びっくりした…」
「いやお前体ビクってなった以外に驚いてねーよ?」
どうやら国語の時間に寝てたようだ。もうあの先生の授業は子守唄にしか聞こえない…
「まー寝たい気持ちもわかるけどなーもう教室誰も居ねーんだよなー」
「待っててくれたの?…ごめんね」
「俺が好きで待ってんだから気にすんな!」
木葉が言うように本当に教室には誰も居なくて、少し新鮮だった。
うりゃ、と頭をワシャワシャ撫でられた。
「ねえ髪の毛ボサボサになるって…」
「悪りぃなーー」
悪いと思ってない返事を聞きながら体育館に向かった
ーーー
「ナイスキー!!」
「一本いくぞー!」
今日もいつもみたいに練習が始まって、ハードだけど楽しい。
俺は俺だけのメニューがあるからそれをこなしてサーブの練習をしてて。
その合間にマネの所にスポドリ取りに行った。
「マネースポドリちょーだい」
「はいはーい、ねえA君…今日木兎の様子変なんだけど、なんか心当たり無い?」
「光太郎?」
と、繰り返すとそうと言ってあるところを指差した。
地面にへの字を書きそうな勢いの光太郎。その隣に赤葦が面倒そうに見てて
その他のレギュラーの三年が見て見ぬフリして練習してる何これ
「待って、何が起こったの」
それがさぁと雀田ちゃんが続く
ーー
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ユウ(プロフ) - これからどうなるか楽しみです、更新頑張ってください。 (2016年9月4日 15時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
はる - もう更新しないんですか??これで終わりですか。 (2016年3月31日 14時) (レス) id: 7a0384a6c8 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - お話読みました、面白いです。これからどうなるか楽しみにしてます!更新頑張って下さい。応援してます! (2016年2月25日 22時) (レス) id: 082744dcd5 (このIDを非表示/違反報告)
愛音 - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2016年1月22日 17時) (レス) id: 2f4bb6cc32 (このIDを非表示/違反報告)
あいてる - チョロ話がチョロ松に見えた人 ((はーい (2016年1月8日 9時) (レス) id: d8acbd1d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2015年12月7日 18時