三日目 ページ8
「…んん…」
…朝か。窓から射す光を見て思う
今何時だ…てか今日なんかあったような気がするんだけど…
手元の時計を見ると短い針が9、長い針が下を指してる。
あれ?今日確か…
あーだめだ、未だ覚醒しない
二度目の眠りにつこうとしたら、ピンポーンとチャイムが鳴った。
ああー出なきゃ…まあでもこのまま居留守でもいいか…
そう決意するとコンコンと控えめのノックがした。
あれ?…まさか
「母さん!帰ってきて…た…」
俺の眼の前でふわりと綺麗に微笑むのはまぎれも無い、久しぶりに帰ってきた母さんなんだけど…気になるのはその後ろのデカ男。
「「Aちゃんおはよう!」」
きっと今日1番の溜息が出たに違いない。
ー
「いやぁ〜流石Aちゃんのお母さんだねぇ、殺人級で綺麗だったよ〜」
「…なんで朝から俺の家に来るの?今日練習試合だろ?頭おかしいの?あ、元からでしたね」
息継ぎ無しで言うと及川はびっくりしたような顔して
「えっ!?なんかめっちゃ辛辣なんだけど!やばいゾクゾクするもっとやって!及川さんMじゃないんだけどAちゃんにならいい!」
「…」
もうだめだこいつ
結局あれから、終始ニッコニッコ顏の及川と母さんと少し話して、練習試合だってわかった。
どうやら俺にマネの手伝い…マネいないんだけどマネの作業やってもらいたいらしくて。
まあ昨日あんな事言われたしなあ…
どうやら及川は病院行ってから参加する為に途中参加らしい。
その付き添いで岩泉に俺を誘えばいんじゃね?で満場一致したらしい
満場一致すんなよ…コーチいんじゃん…
呆れながら横を歩いてる及川を見上げると、気付いたみたいで目があった。
「(このアングル最高…)ん?どした?」
「いや、俺ジャージ持ってないなぁって」
「ああ!それなら大丈夫!下はもう自前のジャージでしょ?上なら貸すから」
なんでそんなに準備いいんだよ…とじっと見つめてると、及川は笑顔で
「Aちゃんは皆大好きだし、いるだけで士気が上がるんだよ
ってこの前の昼も言ったよ〜」
なんて言うから。少し照れくさくなって。
「ばぁか」
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ユウ(プロフ) - これからどうなるか楽しみです、更新頑張ってください。 (2016年9月4日 15時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - お話読みました、面白いです。これからどうなるか楽しみにしてます!更新頑張って下さい。応援してます! (2016年2月25日 22時) (レス) id: 082744dcd5 (このIDを非表示/違反報告)
せっぱん - 夢主ちゃん可愛い(*´∀`*)更新頑張ってください応援してます! (2015年12月12日 22時) (レス) id: 184990a4ad (このIDを非表示/違反報告)
檗(ばく)(プロフ) - ありがとうございますすすす(( 超可愛いかったです!!これからも更新頑張ってください! (2015年11月18日 7時) (レス) id: a567cf206e (このIDを非表示/違反報告)
檗(ばく)(プロフ) - 大丈夫です(*´∀`*) (2015年11月11日 20時) (レス) id: 7f1527c14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆい | 作成日時:2015年10月28日 14時