目が覚める ページ14
.
.
『………っ、たあ……』
目がさめると1番目に視界に入ってくるのは、真っ白な天井。
頭が割れるぐらい痛い。
『ぁ……あいざわ、さ』
目が覚めて1番に浮かぶのは、血溜まりの中にいる相澤さん。
生きているなら、この病院に運ばれてるはず…！
点滴を勝手にひっこ抜く、何て強い事出来なくゆっくり針を抜いて行く。
『っあ……』
「A君っ！なんでここにいるの！？」
『出久君……』
「向井君！！！！君は安静にしてなければダメじゃ無いか！」
『ひっ…っ』
フラッと目眩がして、倒れると思ったら出久君に支えられて立ってられた。
それに続けて、飯田君の声の大きさに驚く。
でも、でもっ！
『相澤さん、相澤さんにあわせて…』
「相澤先生！？そこの病室にいる、けど…」
『っ、相澤さ、ぁ……』
「あっ！待っ…！」
入ってすぐ、目に入ったのは包帯でぐるぐる巻きで横たわってる相澤さん。
『っう…ひっく……うぅ…ご、めんなさい、ごめんなさい、ご、めんなさい…！』
相澤さんの姿を目にしてから、ボロボロと涙が止まらない。
生きてた、けどこんなボロボロ、眼は？個性は？後遺症は？ヒーロー活動は今後、どうなるの？
まだ整理なんて付いているはずなんてなくて、様々な感情がごちゃごちゃに混ざる。
後ろで出久君達が息を飲むのがわかる。
『俺、おれっ、が…っ！助けられなくて、ごめんなさい…！』
「泣き過ぎだ、ばか」
『相澤さん…っ！』
「先生だろ。あの時脳無から守ってくれたのはお前だと思ってたんだが、俺の見間違いか？」
『うっ……あの、時は、身体が、勝手にっ……』
「お前はヘタレだし、根性も無いし、ネガティブ。けど俺はお前のおかげで命拾いしたんだ。
それは紛れも無い事実だろう。
だからそんなに自分を責めるな。
……ありがとうな。お前のおかげで、助かった」
そう言って頭を撫でてくれた相澤さん。
余計に涙が止まらなくなった。
『っ、あ、ありがとっ、ございます……っ！』
「…はあ。なんでお前らまで泣いてんだよ」
「うっ、だってA君が…！」
「私、向井君は立派なヒーローになれると思う！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2076人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
薬師景虎 - 個性、アクセラレーターなんですね！かっこいいです(o^^o)面白いのに終わっちゃったの残念です…よければ更新お願いします🙇頑張ってください！！ (12月22日 16時) (
レス) @page28 id: eb9acf3d29 (このIDを非表示/違反報告)
名も無きオタク - ｳｯｿﾝ……ｵﾜﾘ...?ふぁん!? (12月6日 22時) (レス) @page28 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
いやしかし - ぎええええぇえええ！？おわっだのが？！うぞだどいっでええええ゛！ (10月30日 14時) (レス) @page28 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
たるたる - がっ、があああああああああああああ最高うううううううう更新...待ってますうううううううううう (2023年2月28日 17時) (レス) id: 24c7afdf4d (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ばばばば、ばくごうくんんんんんんんんん (2022年8月6日 13時) (レス) @page28 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽぽん | 作成日時：2018年9月5日 9時
