小さい背中見つめて。 ページ50
「食べる。ありがとう」
照れ臭い。ほんま、やられてるなあ、俺
Aちゃんの家はエイトハウスと反対方向。
やから、バイバイした後、
遠くなる背中をずっと見つめて。
Aちゃん、今好きなひと、おるんかな…
あんな可愛いくして、
今からまた、他の男のとこ、行くんかな…
「ヤバいな…」
オデコにキスしてもうた映像が
何回も何回も何回も頭に流れてくる。
「Aちゃん…俺、Aちゃんに片想い
してんねんで…」
1人、そう、つぶやく…
完全に見えへくなった、小さい背中。
おれも、帰ろう。
エイトハウスついて、
リビング入れば、チョコの匂いが漂う。
おかえりってみんな言ってくれる。
「ただいま」
みんなチョコめっちゃ貰ってた。
チョコの山やな。
丸「やっぱ、Aの、美味しいなあ！」
安「美味しい美味しい！去年は、
ドッロドロの生チョコやったけどな、笑」
亮「ヤス黙れ！Aがつくってくれたやつ、けなすな！」
安「ごめんやん…」
わちゃわちゃしてる、エイトハウス。
俺も、楽しくなる
村「あ、すばる、箱のん一個あるやん、
どないしたん？お前、
箱のチョコは受け取らんのやなかった？」
「Aからのや。」
なんで…？
なんで、すばるくんだけ、箱なん？
Aちゃんからのチョコは、…
他のみんなは、俺と同じ包みやん。
なんで？
なあ、Aちゃん、やっぱ、すばるくんのこと、
好きなん？
俺は、Aちゃんからのチョコを食べた。
「ぉいし。」
生チョコ。
甘すぎではなくて、けど、苦くはなくて、
とろけるチョコが、
また、オデコのキスを思いださせる。
チーズケーキも入ってた。
「チーズケーキや、」
思わず、口からでた。
「え、大倉チーズケーキも入ってたん？」
亮ちゃんが言う。
「うん、」
「俺ら入って無かったのに！」
す「俺、入ってたで」
すばるくん…
やっぱ、すばるくん。
今年は、Aちゃん高校三年生になる。
18歳になる。
クラブ引退したら
ちゃんとした恋愛、できるようになるって
前、Aちゃん、言うてたやんな。
俺、本気になっても、ええ？
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なずぅぅぅ - ∞クラユイ∞さんの小説めっちゃキュンキュンします！これからも、連載ガンバッテください！ (2014年7月17日 21時) (
レス) id: 8150416b76 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - ありがとうございます！凄く嬉しいです！(^○^)まだまだ頑張ります(*^◯^*) (2014年1月29日 23時) (レス) id: 1c5c7fc78d (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - はじめまして！いつも楽しくドキドキキュンキュンしながら読ませていただいてます！これからも応援してます！ (2014年1月29日 23時) (レス) id: c6a301179f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2014年1月24日 1時
