もっと抱きしめて？ ページ41
「するなら、俺にして。」
忠義くん、なんで？
なんで、そんな期待させるん？
しんどい。
辛い。
苦しい。
期待したい。
期待してる。
また、身体ゆっくり離されて、
まっすぐ見つめれば、忠義くんの、
目に捉えられてしまって、
動きたくなくなる。
ずっと見てたいし、見られてたい。
強い力でわたしの身体を捕まえてる腕も、
わたしのバランス支えてる背中の、
もう片方の忠義くんの手も、
離してほしくないし、
離れたくない。
「ごめん、変なこと言うたな。……
気にせんといて…」
気にせんでもいいなら、
なんで言うん？
忠義くんは、私をどうしたいの。
もう壊れそう。色々、ぐちゃぐちゃにされる。
「うん…わかった…」
苛立ちから、正反対の返事が出る。
そしたら、
忠義くん、すごい悲しそうに笑って
頭撫でて、くしゃってだけ、して、
「お昼ご飯でも、食べよっか、皆で」
って。
また普通のトーンに
普通のカオ。
なんもなかったみたいな。そんな、風にする。
いっつも。
だから哀しくなるねんやんか。
分からへんの？忠義くん、わたしの気持ち。
なんで、忠義くん優しくするん？
好き、同士、？
友達に、こんな事あった！って
話せば、盛り上がって
たくさんたくさん、そう期待する。
けどやっぱ、忠義くんを目の前にすると、
好き同士とか夢のまた夢って感じにさせられる。
何も。なかった、みたいに。
笑うから。
何時もの賑やかさが、戻ってしまって。
わたしも、普通に笑ってる。
いつもこう。
1人、エイトハウスから帰る時は、虚しくて
辛い。
「はっー・・・さむっ」
自転車乗らずに、押して帰りたい気分やったから、
気分のままに、押して帰る。
見上げれば、夜空。
大阪の夜空は、いっつも全然星がない
けど、
「あ。……きれー。」
今日は、綺麗に見えてる。
見渡せば、結構数も出てた。
「うわ、綺麗なあ…」
「こけるで、そんな見上げて自転車押してたら。」
優しい声に後ろから忠告を受けた。
「A、いつでも、相談待ってるからな。
」
笑顔で言う、ヤスくん
頭ポンポンしてくれた。
「A、かわええね。やっぱ
俺も、A彼女なってほしいな。」
冗談言われて笑った。
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なずぅぅぅ - ∞クラユイ∞さんの小説めっちゃキュンキュンします！これからも、連載ガンバッテください！ (2014年7月17日 21時) (
レス) id: 8150416b76 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - ありがとうございます！凄く嬉しいです！(^○^)まだまだ頑張ります(*^◯^*) (2014年1月29日 23時) (レス) id: 1c5c7fc78d (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - はじめまして！いつも楽しくドキドキキュンキュンしながら読ませていただいてます！これからも応援してます！ (2014年1月29日 23時) (レス) id: c6a301179f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2014年1月24日 1時
