それぞれの気持ち ページ36
地面に落ちて、起きて、
何気なくソファーをみたら、
Aちゃんが居った。
眠気吹き飛んで。
日差しに照らされて、天使みたい。
久しぶりって言われて
「久しぶり」
って返すけど、見てまう胸元に
あって欲しかったものは、無い。
「…ネックレス、してないん？」
聞いてまう。
「今日は…してない…」
今日は？
なんで、今日に限ってしてこやんの。
「………そうなんや」
自分の声、低くて。びっくりした。
「忠義くん……付き合ってる人、おるん、？」
ゆっくり話す、Aちゃん。
なに、言い出すねん…
「おらんよ」
「ほんまに、？」
「ほんまに…」
「そうなん、」
暗くなる、Aちゃんの顔。
「なんで、そんな顔すんねん。」
「ごめ、ん」
Aちゃんの目頭、赤くなってきた。
Aちゃんは、ソファーから起き上がって、
「やっぱ、もう、帰るな？」
そんなこと言い出す。
「は…？…なんで、今来たんやないん？」
「うん、そうやけど…」
「じゃあ、もう少し居たらいいやんか」
「でも、帰るわ…」
なんでなん？
俺は、気がつけば、Aちゃんの腕掴んでた。
「忠義くん、？？」
「なんで？」
また赤くなってきた、Aちゃんの目頭。
あかん、動揺する。
なんで、泣くん？
「忠義くん、わたし、分からへん」
「なにが…？」
掴む俺の手に伝わる、Aちゃんの身体の震え。
ぽた。って床に落ちた、
涙。
「Aちゃんっ、」
涙ひとつ。見ただけで、苦しくなる。
俺も泣きそう。
涙は、止まってくれへん。
胸が疼く。
ひくつきだす、Aちゃん。
「ごめっ、」
こんな時に限って、抱きしめる勇気もでてこやん。
リビングのドアが開いて、
楽しそうに会話しながら入ってきた、
すばるくんと横山くんは
俺らをみて、
泣く、Aちゃんをみて、
「なにしてんねん。」
すばるくんが投げる一言は、ほんまに痛い。
俺の掴む力が緩んだ瞬間、
「ごめん、わたし帰るっ」
スルッて抜け出した細い腕。
走って出て行くAちゃん。
「A！」
追いかけて行った、すばるくん。
俺は何も出来ずに、二人の背中を…見てた。
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なずぅぅぅ - ∞クラユイ∞さんの小説めっちゃキュンキュンします！これからも、連載ガンバッテください！ (2014年7月17日 21時) (
レス) id: 8150416b76 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - ありがとうございます！凄く嬉しいです！(^○^)まだまだ頑張ります(*^◯^*) (2014年1月29日 23時) (レス) id: 1c5c7fc78d (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - はじめまして！いつも楽しくドキドキキュンキュンしながら読ませていただいてます！これからも応援してます！ (2014年1月29日 23時) (レス) id: c6a301179f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2014年1月24日 1時
