海遊館。 ページ31
海遊館の中に入る。
「うわー！すごい！みてほら！笑
ウミガメー！」
はしゃぐAちゃん。
こんなはしゃぐ顔を、俺に見せてくれたんも
始めて。
いつも、そのキラキラした笑顔は、
すばるくんに向けるから。
むっちゃ嬉しい。
Aちゃんの彼氏になったみたいで。
「ほら、こっちきてみ！」
誘えば、こっち来て、はしゃぐ。
俺も、むっちゃ楽しい。
ウミガメを写メしてるAちゃんを、写メ。
「いま、撮った？」
「いや？笑」
「忠義くん、次あっちいこー！」
あれ。
いつの間に手離れてたん。
「Aちゃん、あかんやろ。」
「なにが？」
キョトンってされて
「手ぇ、離したらあかんってゆうたやん。」
繋ぎ直す。
「あ、、そうやっ、たね。」
照れだした。
さっきは、手袋越しやったけど、
今は、直。
「Aちゃん、手、冷たない？」
「ご、ごめんっ、」
離れようとする小さい手。
俺の手で、ギュッて止めた。
「あ。…」
「…冷え性なん？」
優しく聞いてみたら、
「…そう、きみくんと同じ、末端冷え性。」
ちょっと気に食わんって顔して。
「俺、あったかいやろ？」
Aちゃんの、むっちゃ冷たい手が、
めっちゃ気持ちいいもん。
「うん、あったかい。」
照れた顔ふわあって笑う。
キュンって心つままれる。
海遊館出たら次は梅田に行って。
空中庭園展望台の時、Aちゃんと
はぐれて、焦ったけど。
気付けば、もう7時。
イルミネーションに思えるくらいの、量の
渋滞のライト。
まあ、クリスマスやし、もう年末に入るしな。
サプライズ、ちゃんと成功するかな。
こわいわ、
「…なあ。どこいくん、忠義くん…」
「ええから、ついてきて。」
繋いだままの手。
Aちゃんの手も、いつの間にか
冷たくない。
二人の繋いだ手、同じ温度。
それだけで、こんなに嬉しくて。
ドキンドキンうるさい鼓動。
真っ暗な、庭園に入る。
「目瞑ってな？」
「え…うん、」
しばらく真っ直ぐ進んで、立ち止まる。
ここで、俺が合図をしたら、庭園の人が
イルミネーション、ライトアップの予定。
俺は、合図をした。
……えっ、ちょっと待って、
俺、合図したのに
「忠義くん？開けていい？」
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なずぅぅぅ - ∞クラユイ∞さんの小説めっちゃキュンキュンします！これからも、連載ガンバッテください！ (2014年7月17日 21時) (
レス) id: 8150416b76 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - ありがとうございます！凄く嬉しいです！(^○^)まだまだ頑張ります(*^◯^*) (2014年1月29日 23時) (レス) id: 1c5c7fc78d (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - はじめまして！いつも楽しくドキドキキュンキュンしながら読ませていただいてます！これからも応援してます！ (2014年1月29日 23時) (レス) id: c6a301179f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2014年1月24日 1時
