Winter pop ページ27
イルミネーションの木はまだ光る時間帯やない
いまの時間は11時。
待ち合わせ時間は、11時。
つまり、ちょっと遅れてるねん。
待ち合わせ時間に。
寒いのに、待たせてもうて、
急ぐ。
横断歩道の向こう。
交差点渡ったとこにある、
小さなケーキ屋さんが待ち合わせ場所。
横断歩道渡り終えて
交差点渡れば、Aちゃんおる。
多分あの、俯いてる子やと思う。
Aちゃんと、俺、近づく。
どくん、どくん、って刻む高鳴り。
始めて見る服に、高鳴る胸の鼓動さえ、
止まんといてって思う。
Aちゃん、全然気付けへんくて。
クリスマスってこともあって、すごい人だかり。
Aちゃん小ちゃいから、俺見えてへんのかな。
あ、Aちゃん、キョロキョロしてる。
俺のこと、捜してるん？
人だかり掻き分けて、渡り切った交差点。
ごめんな待たせて。
「Aちゃん！」
駆け寄る。
同時に、
「あ…、忠義くん…！」
Aちゃんも、俺に気づいた。
やっと会えた二人。
なあ・・・
どれだけ俺に、
"さらに可愛いい、Aちゃん"
見せれば、Aちゃん、気ぃ済む？
「…Aちゃんっ、…ごめんな、遅れて…」
可愛いねんけど。
平然装いきれてる？大丈夫？
なあ。この子、
あとどれだけ可愛いくなるん？
「忠義くん、寒かった。」
いたずらっぽく、言われる。
「ごめんな、、」
「へへっ、冗談やって、」
ニコニコして、そんなん言う。
けど、寒かったんは本間やん。ごめんな。
「ほんまに、ごめん、…どっか、入ろうか」
謝って、頭撫でて、
優しくゆうたら、うんって言うAちゃん。
Aちゃんメイクして。
この前より、さらに。可愛いって思う。
あんとき、ほんまに可愛いかった。
けど、今はもっともっと更に可愛い。
二人で並んでこんな風に歩くのは、始めてで
Aちゃんて、こんな小ちゃかったかな？って思った。
俺の、肩より少し下に、Aちゃんの頭上。
照れ臭い。
せわしない、人だかり。
歩き出したら、もっと。
俺にちょこちょこ付いてくる。
小さい可愛い生き物。
普通に歩いたり、小走りしたり。
人多すぎる。。。ハグれるかも。
……あかんかな。
手、繋いだら。
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なずぅぅぅ - ∞クラユイ∞さんの小説めっちゃキュンキュンします！これからも、連載ガンバッテください！ (2014年7月17日 21時) (
レス) id: 8150416b76 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - ありがとうございます！凄く嬉しいです！(^○^)まだまだ頑張ります(*^◯^*) (2014年1月29日 23時) (レス) id: 1c5c7fc78d (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - はじめまして！いつも楽しくドキドキキュンキュンしながら読ませていただいてます！これからも応援してます！ (2014年1月29日 23時) (レス) id: c6a301179f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2014年1月24日 1時
