口に付いたケーキ取って？ ページ12
Aちゃんが、すごく、綺麗に見える。
部活をしてる写真。
美人。
全然ちゃう人や。
綺麗。
夢を聞いてみたくなって、
「Aちゃん、なんか夢あんの？」
「あるよ」
即答した、Aちゃん。
「わたしは、
他の誰にも真似できひんくらいの、
最高の笑顔で
わたしにしか無い、誰よりも大きな花を咲かして…
わたしは、この子達と、笑って卒業する。
最後まで、やりきる。」
どっか、もっとずっと先を見てるような眼差しは、輝きがあって、真剣で、
絶対的な自信と、決意と、覚悟と、希望と
夢を信じて疑うことなく。
綺麗やった。
高校二年生で、いままだ16歳のAちゃん。
俺、同じこの頃に、こんな風に強い想いを抱いてたかな。
こんな風に、夢を信じてまっすぐ居れたかな。
こんな覚悟とか、決意とか。無かったな。
夢の話の後は、
なんか、Aちゃんが、顔を赤く染めて
可愛い包みを渡してくれた。
「忠義くんに、いつも、食べさしてもらってるから、Aも作ってん」
うそやん。
むっちゃ嬉しいんやけど。
「開けて、ええ？」
「うんっ」
薄緑のリボンをほどいて、包みを取れば
チーズケーキが入ってて。
「Aちゃんの、手作り？」
「…うん…」
俺今、鼻の下伸びてんちゃうかな。どうしよ、むっちゃ嬉しいねん。
「食べていい？」
「えっ、いまぁ……？」
我慢できやん。食べちゃお
「いただきます！」
「あっ…」
不安そうな顔して俺のこと見てる。可愛いすぎるわ。ほんまいちいち可愛い顔。
「忠義くん、、どうやった？」
「美味しかった、めっちゃ。」
頭、くしゅくしゅしたる。
「ほんまっ？」
「ほんまやっちゅーのっ。」
あかん、ニヤける。だって今めっちゃ彼氏彼女やん。
「忠義くん、口、ケーキついてるで？」
くふふって笑われる。
「うそ！？どこ？ここ？」
唇の右側触る。
「ちゃう、左」
「ここ？」
「もうちょい、上！」
「ここ？」
「あ、もうちょい、下！」
「………取って？」
ニヤって笑って言ったら、また顔赤くして。
「自分で取りぃや…」
緊張した時にだけ、出るかすれ声。
「取って？」
「ゃ、あかんよ」
「はよぉ。」
躊躇ってたけど、Aちゃん、俺に身体寄せて、迫られてるような体制。
この体制、めっちゃドキドキするんやけど。
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なずぅぅぅ - ∞クラユイ∞さんの小説めっちゃキュンキュンします！これからも、連載ガンバッテください！ (2014年7月17日 21時) (
レス) id: 8150416b76 (このIDを非表示/違反報告)
∞くらゆい∞(プロフ) - ありがとうございます！凄く嬉しいです！(^○^)まだまだ頑張ります(*^◯^*) (2014年1月29日 23時) (レス) id: 1c5c7fc78d (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - はじめまして！いつも楽しくドキドキキュンキュンしながら読ませていただいてます！これからも応援してます！ (2014年1月29日 23時) (レス) id: c6a301179f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞くらゆい∞
| 作成日時：2014年1月24日 1時
