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家族 ページ5

赤side







桃「 んっ...、だい... 」


赤「 お、起きてもうた? 」







淳太が自室で仕事をし始めた頃、ぐっすり寝ていた望が目を覚ました。


まだ水分の多い目やけど、ちょっとは顔色も良くなった気がする。






赤「 お粥食べるか?照史が作ってくれてん 」


桃「 あき...と、たべる 」


赤「 ほな食べよか笑 」







朝照史が作ってくれたお粥を温め直して、望の前に出す。




桃「 わ...いただきますっ 」


赤「 熱いから待ってな? 」






1口くらいの量を取って、冷ましてから望の小さい口に運ぶ。






赤「 美味しい? 」


桃「 ん...おいし、 」





照史が子供でも食べやすい味付けにしてくれたらしくて、気付けばお皿は空っぽ。









桃「 だい.....、のぞむのおかんは? 」


赤「 っ...、どこ行ったのか分からへんのか? 」


桃「 ん..、わからへん」










触れたくて触れたくなかったところ。



望はどこの子なのか、なぜ俺らの家の前にいたのか。









こんな小さい子にこんなこと聞くのもどうかと思うけど、今の頼りは望の記憶。











赤「 望は、ここに来る前どこにいた? 」


桃「 おとんと、おかんと...おうちにいた... 」







少なからず家庭はあったってことやな。




周りに目印になるものはあるかと聞こうとした時、何かを思い出したようにリュックを漁る望。



取り出したのは分厚い茶封筒。







26年間も生きていれば、何が入っているかさすがに検討はつく。




中を開ければまぁまぁな金額と1枚の紙。







赤「 なんや、これ.....、 」










言葉を失った。





その紙は、''望を拾った'' 人宛ての手紙やったから。

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友紀菜(プロフ) - この小説の設定大好きです(*´`)良かったら今度は逆設定でシゲ5歳設定のんちゃん看護師さん設定のってお願いできますか? (2022年12月16日 9時) (レス) id: 65cd075b1a (このIDを非表示/違反報告)
友紀菜(プロフ) - 立て続けにすみません💦シゲが熱あるのにのんちゃんと2人でお留守番になり無理して倒れるがみたいです😣 (2022年12月16日 9時) (レス) id: 65cd075b1a (このIDを非表示/違反報告)
友紀菜(プロフ) - 今絶賛読み中です‼️私はシゲ担なのでこたしげの絡みめちゃめちゃ最高です❤ちびのんちゃん可愛い((o(。・ω・。)o))更新楽しみにしてます! (2022年12月16日 8時) (レス) @page20 id: 65cd075b1a (このIDを非表示/違反報告)
枸杞(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございました!桃が兄組に行くきっかけが可愛すぎて💖最後まで微笑ましくて楽しかったです! (2022年7月15日 6時) (レス) id: f902fcddf7 (このIDを非表示/違反報告)
にゃの(プロフ) - リクエスト書いていただいてありがとうございます! (2022年6月26日 8時) (レス) @page22 id: 40b67a69e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えみり x他1人 | 作成日時:2022年6月18日 23時

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