Dream Chaser

・ ページ22

赤side





赤「 そんな嫌か？笑 」


桃「 ん… 」





俺と照史が勤務する病院に、予防接種に来た望。



なんか崇裕が色々やらかして車の中で注射されるって分かったらしくて、大泣きしながら入ってきた。





体が強くない望は、やっぱり大泣きすると呼吸が苦しくなってもうて、今は処置室で俺が様子見。






落ち着いては来たものの、やっぱり嫌なのは変わりないらしくて、いつもみたいにニコニコの笑顔は見せてくれへん。






赤「 照史が打ってくれるで？ 」


桃「 やだ 」





家族の方が安心やろってことで、照史が打ってくれることになってるんやけど、それでも無理らしい。笑


まぁ子供はそうよな…。







・






橙「 望、ぱぱっとやって終わらせよ 」


桃「 っ…やだ、こわいっ 」





接種に必要なものを持って処置室に入ってきた照史。



もうここでやっちゃうんやな。







赤「 俺の方見ててや？ 」


桃「 っやだ、だいき…っ、こわい 」


赤「 大丈夫大丈夫 」







さっと捲った腕を照史に差し出す。







……







橙「 はい、終わり 」


赤「 望終わったで？ 」


桃「 …っいたかった…うわぁーん…っ、 」


橙「 ははっ、しばらく嫌われそうやな俺 」


赤「 業務果たしただけやのに笑 」








やっとの思いで終えた予防接種。



外で待機していた淳太と崇裕に望を預ける。






黄「 よく頑張ったやん！ 」


桃「 …… 」


紫「 望？ 」


桃「 じゅんたも、たかも、きらい 」







あーこっちも嫌われちゃった。笑












紫「 アイス買うたろか？ 」


桃「 …！うん！たかすき！だいすき！ 」


紫「 っしゃ 」





橙「 おい。俺もその手使いたかったわ 」


赤「 望、今度公園に遊びに行こか 」


桃「 いく！だいきだっこして！ 」





よし、俺と崇裕は何とか持ちこたえたわ。






黄「 ギャグでも教えたろか？ 」


桃「 …… 」


橙「 アホか、古いねん 」







結局、淳太と照史は望が振り向くような提案が出来ず、あれこれ考えてるけど望は知らん振り。





でも、







桃「 じゅんたも、あきとも、ほんまはすき 」


赤「 ふふ、せやんな？ 」









あたふたしてる2人がおもろいから、もう少し本当のことは告げずにいようかな？











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にゃの様 リクエストありがとうございました＾＾


更新遅くなってしまいすみません。

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