ピュアピンク mtk ページ5
特に撮影のない今日も、メンバーが誰かの家に集まるのは当たり前で
『おはよー』
シルクの家にやってくると、テレビの前で何人かがスマブラで熱い闘いを繰り広げていた
私もやるか、なんて思っていたらいつもならコントローラーを握っているはずのモトキが少し離れた机に腰を下ろして何かを開封していた
モ「あ、Aおはよう」
『もうみんな来てたんだ』
モ「昼からちょっとサブチャン撮るらしくてね」
『...撮影ないって聞いたから顔何にもしてないよ』
モ「Aは何もしなくていいよ」
モ「...お!」
モトキが小さく声を上げて気になって近づいてみれば、どうやら新しく出たポケカのパックを開封していたみたいで
レアリティの高いカードが出て顔を緩ませるモトキ
あんまり詳しくはないものの、キラキラと輝くカードと誰しもが知っているキャラクターが飛び出すように描かれていて、私も思わずモトキにくっつくようにそれを見つめた
『キラキラだ』
モ「あとこれもう1枚欲しいんだよね」
モ「Aも一緒に開ける?」
『いいの!?』
『待って、飲み物用意する!』
すぐ側の食器棚を開けて白とピンクのグラスを探すと、何故か白だけ姿が見当たらない
辺りを見渡してみると、スマブラをするシルクの目の前に白いグラスが置かれていた
『シルクまた私の使ってるでしょ』
シ「すまん手に取ったのがAので、だあーーーっ!」
スマブラで手一杯のシルクには後で1発入れるとして、とりあえずモトキのだけ準備しようとすると後ろから手が伸びる
モ「俺大丈夫だから、A俺の使いなよ」
ピンク色のグラスに飲み物を入れてもらい、ちびちびと飲みながら再び机の前へ
2人で残り少ないパックを開けていると、私の手元に見覚えのあるキラキラのカードが姿を現した
モ「え!?Aほんと!?」
『で、出ちゃった』
モ「やったー!ありがとう!!!」
余程嬉しかったのか、カードを持ったまま私を抱きしめて体を横に揺らす
私も嬉しくなって暫く同じように体を揺らした
モ「まさか出るとは思わなかったよ〜」
モ「興奮したら喉乾いた笑」
なんて言いながらモトキがピンクのグラスに口をつけて暫くすると、少し顔を赤くして口を離してこちらを見る
モ「ごめ、普通に飲んでた」
『モトキのグラスだし笑』
モ「...それもそっか」
わしゃわしゃと長めの髪を掻きむしって、帽子を被り直すモトキ
頬の赤みはまだ引かない
162人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「YouTuber」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうら(プロフ) - AYN98036518さん» コメントありがとうございます!なかなか東海作品の更新が出来ずすみません...ゆっくりにはなりますが、これからもどうぞよろしくお願いします! (2021年2月6日 1時) (レス) id: 553ab542b2 (このIDを非表示/違反報告)
AYN98036518(プロフ) - 更新ありがとうございます!!ゆっくり無理せずに作者さんのスピードで東海オンエアの作品も頑張って下さい!!!! (2021年2月1日 22時) (レス) id: 12406a430a (このIDを非表示/違反報告)
魔朝 - ゆうらさん» 礼儀正しい...素敵な方だぁ... (2020年9月1日 21時) (レス) id: 348c6c7e3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうら(プロフ) - 魔朝さん» コメントありがとうございます(^^)これからも精進致します! (2020年9月1日 19時) (レス) id: 553ab542b2 (このIDを非表示/違反報告)
魔朝 - こういうの好きぃ...や ぁ 、 ど う も 5 とか、関連1位じゃないですか!!!すごぉ... (2020年9月1日 17時) (レス) id: 348c6c7e3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆうら | 作成日時:2020年8月31日 18時